全国の通信記事
2023年11月23日号
千葉南 大多喜町妙嚴寺お会式
【千葉南】11月23日、大多喜町妙嚴寺(野坂法行住職)でお会式法要が営まれ、今年から何の制限も無いコロナ禍以前と同様の内容で行われ、集まった檀信徒およそ50名で賑わった。
法要では、檀信徒による和讃が奉詠されたり七五三の育成健全を願う「七つ子育成祈願」の法楽加持が行われたりと多彩な法要が行われ、法要後には東京池上から参ったボーイスカウト大田第十七団の万灯奉納も行われた。コロナ禍では万灯奉納も中止されていたため、久しぶりの華やかさに境内は拍手と歓声に包まれていた。
更に続けて本堂内で増田華(読み/ますだはなえ)さん等の三味線・唄・笛による邦楽コンサートが開催された。増田さんは妙嚴寺で行われている山寺留学などを通じて当寺と縁を結び、今回のお会式で初めて三味線を披露する機会をいただいた。流麗な長唄と軽快な三味線、透き通った笛の音色に参列者は聴き入っていた。
2023年11月2日号
千葉南 いすみ市大栄寺で御前立日蓮聖人像の開眼
【千葉南】いすみ市大栄寺(遠藤了義住職)は11月2日、お会式法要に併せて御前立日蓮聖人像の開眼を営み、僧侶檀信徒ら約40人が参列した。
開眼された同像は四百年以上の歴史を持つと伝えられ、時代ごとに修復と彩色が施され今回が6回目の修復となった。もともとは同寺の末寺で奉安されていたが明治の廃仏毀釈により廃寺となり、地域の公会堂を経て同寺に安置された。
式中には、修復を手掛けた松本定祥(仏師)・恵実(截金彩色師)夫妻に感謝状と記念品の贈呈が行われ、清饗では三代目古今亭圓菊による落語会が3年ぶりに開催された。
遠藤住職は挨拶で「今回の修復は鎌倉時代に日蓮聖人が召されていたお衣をイメージして彩色してもらった」と語り、「落語会の圓菊師匠は前座時代から来ていただき、21回目を数えました。人は縁や恩に支えられて生きています。このお会式で知恩報恩の気持ちを新たに日々を過ごしてください」と述べた。参列者の女性は「祖父母や両親が手を合わせていたお祖師さまが綺麗になって良かった。住職が80年は輝きを保つと言っていたので、孫の代まで同じお姿を拝めることができるのは嬉しいです」と話していた。
2023年7月3日号
千葉南 第24回祝祷会開催
【千葉南】7月3日に南房総市妙福寺(早島英観住職)で千葉県南部修法師会(千葉本祐会長)主催の祝祷会が開催され、17名の修法師と約40名の檀信徒が参加した。祝祷会は毎年開催されているが、コロナ禍では檀信徒を集めることなく修法師のみで行っており、檀信徒を集めての開催は4年振りとなった。会場となった妙福寺住職の早島師からは「檀信徒の皆さんと共に祈ることが出来る有難さに感謝したい」とお寺に人を集まられるようになってきた喜びが伝えられた。