全国の通信記事
2023年11月23日号
千葉北 中山法華経寺で妙見尊星大祭
【千葉北】十一月十一日、二十三日と、酉の市に妙見尊星大祭が、市川市大本山中山法華経寺(新井日湛貫首)、妙見堂にて行われた。
法華経寺の妙見様は、第三祖日祐上人が国家安穏、除災招福の守護神として勧請・安置したもので、毎年十一月酉の日にあわせ大祭が営まれる。
両日とも早朝九時・十一時半・十五時・十八時半・二十一時半と、当山修法師の出仕により、五座の法要が営まれ、それぞれ、祈願を受ける参詣者、そして境内には、両日とも幸いに好天に恵まれ、熊手市や屋台が建ち並び、招福の熊手・火防守りを求める人たちで賑わった。
新型コロナ感染の心配が減少した事により、
以前の活気を取り戻し、賑やかな酉の市となった。
2023年11月21日号
千葉北 脳科学者茂木健一郎氏の講義
【千葉北】11月21日、次世代を担う布教師を育成する、宗門の教育機関布教研修所(李敏柱主任)において、李主任と親交のある脳科学者茂木健一郎氏の講義が行われた。茂木氏は講義後、自身のブログに「日蓮宗の若い僧侶の方々と色々お話できて楽しかった。『人工知能と人間』というテーマだけれども、意識の話からマルチバースまで、様々なテーマで議論して、後半は現代の仏教についての対話が深まった。若い僧侶さんたちは仏教のオタクだから、教義や様々な論についてどんどん専門的というか細かい話をすると、僧侶さんたちも呼応してどんどんオタクの山に登り、谷に降りていく感覚が良かった。現代はどうしても共通点ばかり求めがちだから、最大公約数的で表面だけをなぞってつまらない。脳科学にしても、どんどんオタクの細かいところに来てくれればこちらも楽しく話せるのにと自分になぞらえて思った。本当に楽しい時間を過ごすことができました。若い僧侶の方々、またお目にかかりましょう」と投稿。大変ユニークな講義になった。
本年の布教研修所は、「生老病死」に向き合い、社会に寄り添う。「布研に入れば人生が変わる」をテーマに一般社会で活躍する、教育者、医療従事者、官僚、税理士、落語家、TVディレクター。また、仏教思想研究家の植木雅俊氏、作家の江上剛氏、タレントの泉アキ氏、プロ野球巨人軍元監督の堀内恒夫氏、DJのアンナ氏らを外来講師に招き、大変充実した例年にない研修になった。布教研修所は毎年6月1日から11月30日までの6ヵ月間。志ある若手僧侶の入所を広く募集している。
2023年11月15日号
千葉北 中山法華経寺でお会式
【千葉北】十一月十五日から十八日の四日間にわたり、市川市大本山中山法華経寺(新井日湛貫首)において、御会式が営まれた。
この御会式は、当山では「秋の大会」と呼ばれており、近郊近在はもとより有縁の寺院、
山付講社をはじめ、沢山の参詣者が参列した。
殊に十七日の報恩会では、古式に則り煌びやかな装いの稚児が多数参列し、報恩法要が厳粛に執り行われた。
そしてこの日の夕刻には、万灯供養の有志が万灯行列を組み、JR下総中山駅から法華経寺までを練り歩き、賑やかに彩りを添えた。
また、この御会式にあわせて、なかやま骨董市も開催され、好天に恵まれた事も有り、ひしめき合うように市が軒を連ね、大勢の人が訪れていた。
近年は、新型コロナウイルスの影響もあり、
規模を縮小して行われていたが、昨年・本年と、通常の御会式に戻った事も有り、賑やかな御会式となった。