全国の通信記事
2023年4月22日号
新潟西 長岡市治暦寺で法灯継承式
【新潟西】4月22日長岡市治暦寺で32世廣川潮将師から33世廣川潮月師への法灯継承式が営まれ檀信徒僧侶約250人が参列した。
法灯継承式に先立ち31世遠慈院日厚上人の33回忌を含む追善法要も営まれ、潮将師は住職としての最後の務めを終え「みなさん私のようなわがままな住職に32年もつきあって頂き本当にありがとうございました。」と謝辞を述べた。
続く法灯継承式では潮月師が33世の法灯を受け継ぎ、治暦寺御宝前に住職就任を奉告した。潮月新住職は「自分が今おかれている立場に感謝し精進いたします」と力強く誓った。
また、この式に合わせ東京藝術大学大学院生の李函木尋(リカンション 木に尋で一文字)さんが制作した仏頭が奉納された。李さんから「この仏頭には私の願いも込められている、親交のある潮月師が入寺するなら是非」との申し出により治暦寺に納められた。
2023年1月25日号
新潟西・刈羽郡玉泉寺で長谷川泰雄上人本葬儀
【新潟西】一月二十五日、刈羽郡の玉泉寺三十世 大智院日権上人(長谷川泰雄上人)の本葬儀が執り行われた。葬儀の導師は大本山清澄寺の別当の齊藤憲一僧正(市内東城寺住職)が務め近隣の日蓮宗寺院が出仕し多くの檀信徒が参列した。
上人は昭和38年から令和3年までの58年にわたり玉泉寺の住職として護持丹精につとめたほか、新潟県西部管内では宗務所長を3期12年、布教師会長を同じく3期務めるなどし、管内の宗門運動の推進 若手僧侶の育成に尽力した。また平成3年から平成5年まで総本山である身延山久遠寺の執事をつとめ全国から参拝に訪れる檀信徒の教化布教に携わった。宗外でも法務省人権擁護委員、刈羽村村議会議員、刈羽村公民館長、刈羽村教育委員として地域の活性化に貢献するなど宗内外に手腕を発揮した。
施主を努めた玉泉寺の現住職 齊藤浩治上人は謝辞にて「このたび皆様のご協力のもと先代上人への感謝を示すことができ、長谷川上人より法燈を継承したものとして法悦の極みと感じている。玉泉寺を託されたものとして法燈を揺るがすことなくこれからも寺檀和融給仕第一に精進したい。」と決意の言葉を述べた。
2022年10月22日号
新潟西 平山要秀上人本葬儀
【新潟西】十月二十二日、柏崎市の萬福寺四十六世 遠徳院日祥上人(平山要秀上人)の本葬儀が、執り行われた。葬儀の導師は大本山清澄寺の別当の齊藤憲一僧正(市内東城寺住職)が務め市内の日蓮宗寺院が出仕し、多くの檀信徒が参列した。
上人は平成四年から30年にわたり同寺の住職をつとめ、修法道の研鑽に励み平成十八年には日蓮宗大荒行の五行成満し檀信徒教化に尽力し柏崎地域のみならず多くの檀信徒に慕われた。
宗内では、修法師会長、協議員議長などの要職を努め修法師として活躍した。
喪主を努めた萬福寺の副住職の平山要輝上人は謝辞にて「日祥上人は豪快な人物と知られていると思います。私もその姿に憧れを懐き目標としていましたが、一方とても繊細なところがあり、その姿勢から多くの事を学ばせて頂いきました。これから僧侶として師父を越えられるよう精進したいと思いますのでどうか見守って下さい。」と師匠であり父である日祥上人への思いを語った。