全国の通信記事
2022年6月19日号
新潟西 出雲崎町圓徳寺で毘沙門講
【新潟西】6月19日出雲崎町圓徳寺において毘沙門講が営まれ、多くの檀信徒で賑わった。圓徳寺の毘沙門天は1450年に日蓮宗に改宗する以前から同寺に安置されてきた。1712年に山崩れがあった際には、尊像自ら境内の欅の空洞に移動して難を逃れたとの言い伝えもあり、古くから信仰を集めてきた。当日も多くの参列者の太鼓と読経唱題の声が境内に響いていた。法要後、篠崎潮宏住職から毘沙門天の縁起とその利益を得るために必要な仏道修行などについての法話をきいた参列者からは、「できることから少しずつ修行に励もうと思う」等の声が聞かれた。
2022年5月24日号
新潟北 聖地顕彰 ご遺文奉読会
【新潟北】令和4年5月24・25の両日、佐渡市において、日蓮聖人『観心本尊抄』述作750年を記念する「聖地顕彰 ご遺文奉読会」が開催され、新潟3管区の教師18名が参加した。24日は、本尊抄述作の地である本山妙照寺境内の始顕本尊宝塔前にて読経供養し、新潟西部近藤玄省所長より、昨年12月火災により焼失した伽藍の復興を願う御回向がなされた。続いて本山妙宣寺に移り、本堂を会場として奉読会を行い、『観心本尊抄』全編を2日かけて完読した。当奉読会は日蓮聖人佐渡御法難の各霊跡で、その地にゆかりの御遺文を拝読する企画で、長岡市寺泊祖師堂(『寺泊御書』)、佐渡市根本寺(『開目抄』)に続く第三回目の開催となった。次回は、柏崎市番神堂(『光日房御書』)で開催予定。
2022年4月29日号
福井北・真浄寺で大法要 ~山の中のお寺にお題目響く~
【福井北】四月二十九日、福井市上一光(かみいかり)町真浄寺(竹田法英住職)で宗祖御誕生八百年慶讃法要が営まれ、檀信徒約五十名が参詣した。同寺では記念事業として本堂内壁、外壁、山号額の補修塗装、庫裡の一部補修を行い、その締めくくりの法要となった。
法要では御宝前法楽に続き、檀信徒の女子学生三名が振袖姿で献供を行い、法要を彩った。挨拶で竹田住職は「宗祖のご生涯に感動して出家得度し、住職となって五十年が経ちました。過疎と言われて久しいこの集落ですが、こうしてこのお寺があって護持と大法要ができているということは、この集落にそれだけの力があるということ。心より感謝申し上げたい。」と述べた。
福井北布教師会長奥野文長師(石場妙国寺住職)の法話の後、総代山本義雄氏が「自他共に安らか、穏やかになるお題目の教えをこれからもこのお寺で守っていきたい。」と謝辞を述べ、円成となった。