全国の通信記事
2023年10月9日号
北海道東 第18回十勝地区お会式和讃奉唱
【北海道東】十勝組寺会(妙源寺住職大沼公経会長)と、十勝地区檀信徒協議会(実勝寺檀徒片桐明会長)は10月9日、池田町妙経寺(室伏見真住職)において「第18回十勝地区お会式和讃奉唱」を共催した。
新型コロナ流行前の、令和元年に開催されたのを最後に、4年ぶりの開催となった。この行事は、統一和讃の継承と研鑽を目的に、地区9ヵ寺のいずれかの寺院のお会式に地区檀信徒が参詣する形で行われてきた。
本年は池田町妙経寺のお会式に併せて開催され、当日は約120名の檀信徒が参加した。植田観樹師(大阪府真如寺住職)により、お会式説教が高説された後、正当法要の中で、参加者全員による統一和讃の奉唱が厳かに行われた。
妙経寺総代長の伊藤征四郎さんは「ご住職のお導きの元、皆様をお迎えし無事終えることができて本当に良かった。大変有難いお説教も賜り、十勝地区の皆様と和讃を通して連携交流できたことは感慨深い。」と語った。
2023年10月8日号
北海道東 北見市妙秀寺で法灯継承式
【北海道東】北見市妙秀寺では十月八日(日)第2世岩崎玄秀師から第3世岩崎玄成師への法灯継承式が御会式に併せて営まれた。心地良い秋晴れの下、僧侶・檀信徒約百名が参列した。
稚児達が賑々しく式に花を添える中、住職承認の辞令伝達、前住職より払子が継承され、新住職は力強く奉告文を読み上げた。
祝辞では北海道東部宗務所所長室伏見秀師より、お寺の発展に尽力された前住職に敬意を表され、行学の二道を体現されている新住職に大いに期待をよせられた。
最後の謝辞では、前住職は多年に渡りお寺を大切に守ってきた思いと感謝を述べ、新住職は、今後とも僧俗一体となってお寺の護持、発展に力を注いでいきたいと決意を述べた。
2023年9月26日号
北海道東 交通安全キャンペーン
【北海道東】修法師会・青年会有志10人が9月26日、紋別市妙進寺を主会場に交通安全キャンペーンを展開した。
はじめに久富慈順会長を先頭に市内の唱題行脚を実施。うちわ太鼓の音が近づくと幼稚園や小学校では初めて見たであろう僧侶の唱題行脚を興味深く見つめていた。打ち鳴らす太鼓とともに「交通事故撲滅と安全運転奨励」の願いが街中を巡った。
妙進寺では檀信徒約20人が行脚隊を迎え、行脚隊へ労いの言葉をかけた。すぐに久富会長を導師に交通安全祈願が営まれた。木剣が打ち鳴らされると参拝者はびっくりとした様子で、なかには泣き出す人もいたが、式後に聞いてみると「感動しました。心を打たれて気持ちよくなり自然に涙が出てきました」とのことだった。
今年度当番寺院・妙進寺の義援金募金は来年3月まで続き、3月末に久富会長と町田是敬住職が紋別市警察署に集まった浄財を届けることになっている。1人の僧侶ではなかなかできないことも、複数の僧侶の力ならできることを再認識させるイベントとなった。