全国の通信記事
2021年1月23日号
北海道南 山本光明師訃報
【北海道南】函館市龍王寺第9世の山本光明師の本葬儀が5月29日、同寺で営まれる。山本上人は1月23日に世寿67歳で遷化。法号は観明院日祥上人。
山本上人は昭和51年に同寺住職に就任し、寺門興隆と檀信徒教化に努めた。宗内では常任布教師として布教の第一線で活躍し、令和元年から全国布教師会連合会長の要職に就いていた。また保護司、人権擁護委員、教育委員として地域社会に貢献した。日蓮宗新聞では第1面の「鬼面仏心」の執筆者として、わかりやすい言葉で仏さまの心を読者に伝え続けた。
2020年10月16日号
北海道南・岩内町蓮華寺で入退寺式
【北海道南】岩内町蓮華寺に於いて、10月16日法燈継承入退寺式が執り行われ、第10世野田泰亮上人より第11世野田泰成上人へと払子が継承された。
師父泰亮上人は七十歳を前に、法燈と伝統を護りながらも今後は時代に則した寺院の在り方や布教活動を行うにあたっては、若さと行動力・世態に対応出来る柔軟性が必要であると世代交代を以前より鑑み、寺号公称150年を迎えた今、その意を決した次第である。
既に書類等で認証され4月1日より住職として法務を始めた泰成上人は、この半年間を「一日一日が仮免許でした」と振り返る。檀信徒との接し方、近隣寺院とのお付き合い、法事・葬儀・お寺参りは導師として勤め、わからぬ事は師父に教わりようやくこの日を迎えた。
午後6時、御会式逮夜法要と共に厳修された継承式は、コロナ禍の状況下法要時間の短縮、衛生管理の徹底と細心の注意を心掛け、寿ぐ檀信徒・僧侶・寺族合わせ200名が参列した。土屋大乗宗務所長より退任と住職承認の辞令がそれぞれ伝達され、10世泰亮上人より11世泰成上人へと払子が授与された。新住職の奉告文が読み上げられ、三宝給仕・歴世への報恩・立正安国を誓い滞りのない法要を修めた。
前住職夫妻の謝辞で39年に及ぶ住職歴(国富隆徳寺17年、岩内町蓮華寺22年)に触れ仏祖三宝・諸天善神・全ての皆様に深甚の謝意を述べ退任された。新住職は「檀信徒と共に精進して参ります」と強い決意と感謝の気持ちを述べた。
2019年11月24日号
北海道南 余市町法華寺で信行結集大会
【北海道南】第4地区(飯田康雄地区長)の第19回信行結集大会が11月24日、余市町法華寺(髙橋政智住職)で行われ、僧侶檀信徒約150人が参加した。
専任布教師の金安英照師(昆布町大本寺)が講話。日蓮聖人ご降誕繰り弁を披露した。
その後、来年に迫る教区大会でも奉唱する『日蓮聖人降誕八〇〇年慶讃和讃』の体験・講習会が行なわれた。引き続いての記念法要にも和讃が取り入れられ、参加者全員で唱える大きな声がお堂に響いていた。
午後からは会場を移動し、朝の連続テレビ小説『 マッサン』で一躍道内屈指の人気観光スポットとなった『ニッカウヰスキー余市蒸溜所』を見学。ウイスキーやワインの試飲や土産選びを楽しんだ。小樽市から来た参加者は「やはり大勢でお参りするのはありがたい」「来年の大会でも会いましょう」と口々に語った。