全国の通信記事
2021年12月23日号
東京西・新宿区清隆寺で、一塔両尊佛像、諸天善神開眼・奉告式
【東京西】幕臣勝海舟の菩提寺として知られる新宿区清隆寺で12月23日、「一塔両尊佛像・諸天善神開眼並び墓地完成報告式」が午前10時と午後2時の二座に分けて行われ、僧侶檀信徒あわせて100名以上が参加した。
林重仁住職は、平成23年に同寺に入り同26年に法灯を継承する中で、先代清隆師より戦争で同寺の全てが焼失し復興を志したが体調が思わしくなく思うような活動ができないとの話しを聞き、自身でできることを模索。ある時、京都を訪れ大本山本圀寺、妙顕寺を参拝した折りに、御本尊・御仏像に接し「聖人がお弟子に望んだものはこれではないか」と強く心を打たれ、自身がすべきことを確信し一塔両尊佛像の造立を発願した。事業は試行錯誤しながらも、部材の重要性を考慮、熟練仏師とのご縁などもあり無事開眼することとなり、併せて境内墓地整備事業も完了しその報告式も行われた。重仁師はこの後、報恩感謝ほかを祈念する法華経一部八巻写経納経活動を計画している。
2021年7月25日号
東京西 公開講座「御遺文で辿る日蓮聖人のご生涯」
【東京西】八王子本立寺で7月25日、立正大学名誉教授中尾堯先生による公開講座「御遺文で辿る日蓮聖人のご生涯」が行われ、およそ30名が聴講した。元々長年に渡り別会場で開催されていたが、コロナ禍の影響で試行錯誤のうえ本立寺での開催となり、直接参加だけでなくオンラインでも聴講できるようになった。中尾先生の長年の研究成果を知ることができる貴重な機会となっている。今後も基本第4金曜日14時より開催予定。詳しくは東京西部教化センターホームページ、またはpeatixを確認。
2021年6月9日号
東京西 宗祖御降誕800年慶讃法要
【東京西】6月9日(水)、東京都西部宗務所(茂田井教洵所長)主催による宗祖御降誕800年慶讃法要が大本山誕生寺(石川日命貫首)に於いて厳修され、教師51名、東京都西部檀信徒協議会長・相澤喜兵衛氏が参加した。
午後2時からの法要では、師衆入堂の後「導師委嘱の儀」が執り行われ、石川貫首から茂田井所長に委嘱状と共に払子が手渡された。また、「写経奉奠の儀」として、相澤氏よりお題目写経7,425遍が御宝前に奉納された。新型コロナウイルス感染症の中、慶讃法要への参加が叶わない東京都西部管内157カ寺の檀信徒に呼び掛けて写経されたものである。
法要では嶋田修法師会長を修法導師に御宝前法楽が行われ、慶讃文では茂田井所長が「末法の今こそ宗祖の誓願を受け継ぐことが、我等の使命にして、立正安国浄仏国土顕現の御遺命に應えんことを誓願し、併せて世界の平和・人類の幸福を祈念し奉る」と言上。
結びに茂田井所長が「宗祖の弟子として、お題目を捧げるというのが一番大切であります。7,425遍のお題目写経と、本日法要でお唱えした2,575遍のお題目で都合10,000遍のお題目を奉奠することができました。深く御礼申し上げます」と感謝を述べ、池田順覚宗会議員が「今この法要に出仕している最も若い20代の方は50年後、70代になって御降誕850年法要に出仕することになります。私たちは宗祖の弟子として、日々努力を積み重ねていかなければなりません」と挨拶し、閉式となった。
尚、慶讃法要に先立ち、午前10時からは鯛ノ浦にて東京都西部修法師会・嶋田教要会長導師の許、降誕800年祈念海上祈祷を虔修した。
また、慶讃法要の散華は東京都西部宗務所が宗祖御降誕800年慶讃事業の一環として作製したもので5種類あり、天野喜孝氏による法華経画の諸仏諸尊が描かれている。