全国の通信記事
2023年12月13日号
熊本 菊池恵楓園物故者慰霊法要
【熊本】令和5年12月13日に熊本県合志市、国立ハンセン病療養所菊池恵柳園内やすらぎ総合会館にて菊池恵楓園物故者慰霊法要が営まれた。濵田義正熊本県宗務所長を導師に式衆に宗務所職員5名で法要が行われた。
法要には県内僧侶若干名と100歳の2名を含む入所者4名並びに施設職員が参加した。
閉式の後、恵楓園敷地内にある納骨堂に移動し自我偈を一読した。
濵田上人は「地元にこの施設があることを忘れず、目を背けてはならない。入所者も私たちの家族であるという気持ちで法要をさせて頂いた。」とインタビューに答えられた。
菊池恵楓園は明治42年に九州7県のハンセン病療養所として現在地に開設された施設であり昭和16年に国立療養所菊池恵楓園と改称された。
現在、135名の入圓者が生活しており、納骨堂には約1367柱の遺骨が納められている。
2023年12月8日号
宮鹿沖 「認知症カフェ」
【宮鹿沖】12月8日、宮崎県都農町龍雲寺と町役場主催の「認知症カフェ」が龍雲寺で開催された。この行事は、日本の65歳以上が5人に1人認知症になっている事への対策として、地域の開けたお寺を掲げる龍雲寺で取り組まれる事となった。
当日は参加予定人数30名を超える40名が参加。お茶を飲みながら住職(吉田憲由師)による「イキイキ生きる為の話」や、副住職(吉田憲史師)の「団扇太鼓」を使った認知症予防のレクリエーションが行われ、参加者はお寺の雰囲気を感じながら、「歌う・見る・叩く」という3つの事を同時に行う太鼓での予防対策に楽しみながら学ぶことが出来た。また参加したいと笑顔を見せていた。
住職は「今回、お寺と役場や団扇太鼓と童謡が交わる初めての取り組みとなった。参加が地域の方々という事もあり、童謡を歌いながら団扇太鼓を叩く事で、更なる信仰や皆の健康に繋がる事を願っている」と語った。
2023年11月28日号
宮鹿沖 三県檀信徒研修道場
【宮鹿沖】令和5年11月28日、第31回宮崎鹿児島沖縄三県檀信徒研修道場が宮崎市本永寺(管区宗務所 黒木浩順住職)にて開催された。
90名近くの檀信徒が集まり、講演や、日蓮聖人身延山御入山750年報恩法要並びに立正安国世界平和祈願が執り行われた。
講演では吉良貴徳師(日向市 本光寺副住職)が私たちの根っこにある御先祖様に手を合わせ、パートナー、家族と支え合い思いやりの心を育んでいく大切さ、また檀信徒の皆様に支えてもらっているからこそ私たちはお寺を護ってこれているんだと語った。
感染症対策の為午後のみの短縮で行た檀信徒研修道場だったが檀信徒の方々から「一緒にお寺を護るよ、護っていこうね。」と力強い言葉を沢山頂いた道場となった。