全国の通信記事
2022年6月11日号
福岡 第五十回川施餓鬼記念大法要
【福岡】筑後地区青年会(荒巻良文会長)は、六月十一日、久留米シティプラザ(久留米座)において、「第五十回川施餓鬼記念大法要」を行った。
昭和二十八年西日本大水害犠牲者・被災者を始め、昨今頻発する自然災害犠牲者への供養の誠を捧げた。
法要後、導師を務めた渕上本英筑後組副長(清正寺住職)より挨拶。続いて来賓として参列した佐野前延宗会議長(本佛寺住職)が祝辞を述べた。
その後、清興として、田中潮順上人(久留米妙正寺)野村泰弘上人(福井県栄久寺)塩田和香上人(熊本県日感寺)が、僧侶三人数珠つなぎ「妙でほぉ~な噺」と題し順に法話をして客席を盛り上げた。
最後に、荒巻会長は「コロナ禍の中で今まで当たり前のように出来ていたことが、当たり前ではなかったと感じる二年間でした。今年五十回目の節目で、半世紀続けてこられたのは檀信徒皆様方のお力添えの賜物だと感謝しております。」と謝辞を述べ、閉会した。
2022年4月26日号
福岡 降誕八〇〇年慶讃福岡県大法要
【福岡】四月二十六日福岡県宗務所は日蓮聖人銅像護持教会(福岡市)において、『日蓮聖人降誕八〇〇年慶讃福岡県大法要』併『令和三年度立教開宗会・お題目のつどい』を開催した。
新型コロナウイルス感染拡大防止の為、参拝者を入れないライブ配信による法要となった。
大法要は、上村貞雄師(小湊・両親閣妙蓮寺住職)の法話にはじまり、
「お題目を唱える我々が地涌の菩薩を自覚し、日蓮聖人の御心を受け止めお題目を周りの人々に伝えていくことこそが、日蓮聖人降誕八〇〇年の報恩に繋がります。」と結ばれた。
法要では、プロジェクションマッピングを投影し、法話の中で説かれた地涌の菩薩を視聴者に理解してもらえるような工夫がなされていた。
ご宝前には檀信徒よりお預かりした「慶讃祈願札」がお供えされ、修法が行われた。
法要中、刀禰義弘所長は「慶讃文」の中で、「異体同心にして、立正安国の実現に向けて僧俗ともに精進していきたい。」と決意を述べられた。続けて挨拶の中で、「世界中で発生しているあらゆる災難が日蓮聖人御在世と変わらない様相を示していることをあげ、今こそ日蓮聖人の教えに学び、現実から目を背けず、安穏な社会づくりに精進していきましょう。」と力強く語りかけられた。
2021年10月7日号
福岡 一日行堂
【福岡】 十月七日修法師会(佐野前明会長)主催の一日行堂が会長の自坊である田川市孝性寺において開催された。本年度入行予定だった者を含む計二十二名が参加した。
朝九時三十分より三度の水行、また本堂において法華経の諷誦に精進した。
開式にあたり、副会長の渡邉正顕上人(福岡市 宗玖寺住職)から、「今年も昨年に引き続き大荒行堂中止となりましたが、本年度入行予定の皆様には雰囲気だけでも感じていただき、孝性寺の諸天善神に気持ちをぶつけていただいて、一日過ごしてもらいたい。」と挨拶された。
コロナの影響で檀信徒は不参加で僧侶のみとなったが、参加者一同コロナが一日も早く収まって来年は無事に大荒行堂が開催されるよう心を込めて法華経を読誦した。
最後に会長より「今年入行がかなわなかった行僧の方には荒行堂の一日が想像できたのかなと思います。
我々僧侶は、無から有を生み出して御札等授与します。そこには何も無いところから、神仏の御加護を得るためにお札を授与します。そこに経力、私達の心を込めなければ、効力が発揮されず紙切れになってしまいます。何も無いところに有るものを生み出す。これが修法の世界です。皆様も各御自坊で発揮していただければと思います。」と閉式の挨拶をされた。