全国の通信記事
2021年2月16日号
福岡・修法師会で降誕800年法要
【福岡】福岡県修法師会では、2月16日(火)の御降誕800年の正当の日に、佐野前明会長の自坊である田川 孝性寺で会員出仕による御降誕法要を行った。宗務院より送付の差定に則り、佐野会長が慶讃文を言上し、述作750年を祈念し「開目鈔」を一同で拝読し、日蓮聖人へ報恩の誠を捧げた。佐野会長は挨拶の中で「我々修法師はいかに『布施なき経』を読むかが重要です。本日は皆さんに法華経の肝心寿量品を大音声にて転読して頂きました。お祖師様がお生まれになられなかったら今の私達はこの場に座っていません。コロナ禍で檀信徒の皆様にお声がけ出来ませんでしたが、それぞれのご自坊で広くこの聖日に巡り合えたことをお伝えください。」と述べ、会員一同改めて「日蓮聖人への報恩を伝える事」を確認させて頂いた。
2020年10月6日号
福岡 一日行堂
【福岡】10月6日、快晴に恵まれ修法師会(佐野前明会長)主催の一日行堂が会長の自坊である田川市孝性寺において開催された。コロナ禍で開催が危ぶまれたが、本年度入行予定だった者を含む計22名が参加した。
朝9時より3度の水行、本堂において法華経の諷誦、来年度大荒行堂無事開催祈願 並びにコロナ退散祈願をおこなった。
開式にあたり、副会長 渡邉正顕上人(福岡市宗玖寺住職)から「コロナ禍で開催が危ぶまれましたが、我々僧侶は祈ることができるという感謝の気持ちをもって今日一日では御座いますが頑張っていきましょう。」と挨拶された。
コロナの影響で檀信徒は不参加で僧侶のみとなったが、参加者全員コロナが一日も早く収まって来年は無事に大荒行堂が開催されるよう心を込めて法華経を読誦した。
最後に会長から「今年入行予定だった方々はコロナの為入行出来ずに残念なことだったと思います。今日1日どうでしたか。ここでは1日だけでしたが、荒行堂では100日間続きます。大変な修行です。来年は荒行堂も人数が多いかもしれません。しかし、それに甘えず頑張ってください。来年もまた1日行堂は開催いたしますので、また共に水行読経を行いましょう。本日はご苦労様でした。」と閉式の挨拶をされた。
2020年9月12日号
福岡 龍口法難 疫病退散読誦祈祷会
【福岡】9月12日、日蓮聖人龍口法難の聖日、福岡県修法師会(佐野前明会長)は日蓮聖人銅像護持教会(立野良顕主管)において、龍口法難・疫病退散読誦祈祷会を開催。本年はコロナ禍ということもあり、銅像護持教会境内にある日蓮聖人銅像前にて野外ステージを組み、式衆僧侶もフェイスガードを付け、当日お参りにお越しになられた方々には十分な間隔をあけていただき三密に注意を払い執り行われた。
法要前には、参列して頂いた方々に佐野会長より趣旨説明が行われ、「こんなコロナ禍の時こそ、いま我々僧侶に出来ることは祈りであると思っております。」と県内の行事のほとんどが中止の判断がとられるなか、野外にて行う経緯を発表された。
前日より降り続く雨で開催が心配されたが、僧侶の祈りが日蓮聖人に届き開催1時間前には雨もあがり無事野外にて執り行われた。
法要中は、コロナ禍ということで参列の方々への加持祈祷は遠距離からとはなったものの、久々の宗教行事ということでお参りの方々も大いに喜んでおられた。
法要後には佐野会長が謝辞を述べていると、遠方の方で雷がなり「日蓮聖人が龍口法難に合われた時には、この雷が武士の刀を折り その命を救われました。お題目には力があります、皆様と一緒に今後もお題目をお唱えしコロナに打ち勝っていきましょう。本日はご参列ありがとうございました。」と謝辞を述べられ終了となった。