全国の通信記事
2023年9月28日号
熊本 写経とお守り作り体験
【熊本】社会教化事業協会(会長・山田義晴上人)による施設訪問が9月28日に行われ、上益城郡益城町で開かれているお茶しませんか(代表・村上眞智子さん)で、写経とお守り作りの体験が開催された。
益城町は、熊本地震の震源地であり被害の酷かった地域で、仮設住宅が多く建っていた。お茶しませんかは、地震前から開催されていたが、地域の人々が集う場として地震後から本格的に活動し、今も30名程の人々が月に一度集まって色々な活動を行っている。
この日は、32名の参加者がり、皆さんで写経をして頂いた紙に山田会長が印鑑を押し、お守りの中に入れて修法師が御祈祷をして、自分だけのお守りを作った。
法要後は、山田会長から法話があり、最近の直葬の在り方、葬儀で引導を渡すことによってケジメとなると話があった。今回の参加者は未信徒の方ばかりだったので、写経や御祈祷が初めてという方も多くいて、良い機会となった。
2023年8月18日号
熊本 お泊まり子ども寺子屋開催
【熊本】 熊本県荒尾市妙功寺(高田賢聖住職)で8月18日、19日で3年ぶりにお泊まり子ども寺子屋が開かれ、お寺のある地域の子供達だけでなく様々な場所から22名が集まった。
最初は緊張した面持ちの子供達でも、同じ釜の飯を食べ、慣れない正座に悶絶しながらお参りをし、花火に歓声をあげていると知らぬ間に仲も良くなり、夜は本堂に雑魚寝出来るまでに。
翌早朝からは早速また正座の足の痛さに耐えながらお勤めに励んだ。その後はゲーム、ワークショップ、心のお話し、ヨガ体験とスタッフ皆であれこれと考えた催しが目白押しで時間が足りなくなるほど楽しんでいた。
「参加した子供達、スタッフとして手伝ってくれた中学生や高校生、料理と裏方をサポートして下さったお父さんとお母さん方々、また人手が足りないなら、とお手伝いに来てくれた友達、食材を提供して下さった檀家さん、皆さんのおかげで開催できたことに感謝です」と髙田住職ご夫妻は参加した全員に感謝を伝えた。
また、笑いあり、発見あり、時々ケンカあり、仲直りあり、大人も子どもも楽しさと学びある充実した2日間になり、最後に子供達から「来年もまたある?来ていいと?」と聞かれたときには疲れも吹き飛ぶほど嬉しかったと語った。
2023年7月27日号
熊本 林間学校
【熊本】熊本県青年会はコロナ禍で開催を見送っていた林間学校を4年ぶりに7月27日から29日までの2泊3日で開催。小学1年生から中学1年生までの子供たち23名が参加した。
始め、本妙寺様集合開校式の後、加藤清正御廟所を参拝、池上ご住職からのお話を頂いた後、宿泊施設へ。
会場は寺院ではなく、廃校となった中学校が改修された「きくちふるさと水源交流館」を使用。校庭、食堂、教室を使った広間、お風呂、エアコン等設備は整えられており充実した場所である。
子どもたちは3日間、バーベキュー、ビンゴ、ゲームハイク、プール、ボルダリング、仏教かるたなど、やることたくさんの時間いっぱい遊び、青年会員も休む暇なく動き回っていた。
朝・夕のお勤めでは、青年会員が導師をするのではなく、子どもたちが交代で導師と木鉦を受け持ち、皆で声を出して一生懸命にお勤めをした。食事でもしっかりと食法をお唱えし、感謝の心をもちながら、なるべく残さない様に一人一人頑張っていた。
知らない子とも徐々に仲良くなっていき、年上のお兄さん、お姉さんが年下の面倒を見て、皆自然と協力し、当たり前に靴を揃えるようになり、大きな声で挨拶をし、お経も自分たちで出来る様になっていくという子どもたちの成長が見れた林間学校であった。
4年ぶりで青年会員も以前を思い出しながら、また、暑さも激しく子どもたちも大変な3日間となったことだろう。しかし、やることもたくさんのあっという間の3日間ともなったことだろう。
大きく体調を崩す子も出ず、「楽しかった。また来年も来たい」と感想が聞けたことが何よりだったと青年会全員が安堵していた。