全国の通信記事
2020年11月17日号
宮崎・鹿児島・沖縄 口蹄疫十年唱題行供養
【宮崎・鹿児島・沖縄】令和二年十一月十七日午後二時、宮崎県児湯郡川南町の口蹄疫慰霊碑に於いて、雷と共に甘露の法雨が降り、水が染み込むように約三十万頭の牛さん豚さんに唱題行供養が行われました。
平成二十二年に宮崎県児湯郡を中心に発生した口蹄疫では、二十九万七千八百八頭もの家畜の 尊い命が犠牲となりました。その疫病発生から、今年で十年となりました。
十年目を迎え奇しくも私たちは、再び目に見えない感染症との戦いに直面しております。そこで宮崎・鹿児島・沖縄県・大分県・埼玉県から総勢三十名の日蓮宗教師が口蹄疫慰霊碑に集まり、管内檀信徒や全国の縁ある方々は三密を避ける為、YouTubeでライブ配信をご覧いただくことで参加していただき供養・疫病退散・祈願唱題行を開催しました。
そして、千葉県西部宗務所様からお題目写経セットのご助成ご協力をいただき、檀信徒や畜産 農家の方々が供養と感謝の気持ち込めた写経約三百枚を埋経しました。
コロナ禍の中、口蹄疫供養祭が中止や延期の中、日蓮宗僧侶として開催できた喜びと共に、千葉県西部宗務所様始め、多くの方々のおかげで成功できた事に感謝申し上げます。
「離れていても心はひとつ」
今こそみんなでお題目を唱え供養感謝し明るい未来を共に祈りましょう。
主催 宮崎・鹿児島・沖縄布教師会、声明師会、社教会
2020年7月29日号
宮崎県 龍雲寺 第10回寺子屋
【宮崎・鹿児島・沖縄】宮崎県都農町龍雲寺の第10回わんぱく寺子屋が7月29日、新型コロナウイルス感染対策を十分に講じ、規模を縮小して開催された、20人の子どもが参加した。吉田憲由住職の「寺子屋の3つの約束!みんなで助け合う。大きな声であいさつをする。はきものをそろえる。を守ってみんなで成長しましょう」と挨拶して開校。子どもたちは、将来の夢や願いを込めながらプラ板でのお守り作り、慣れない筆を使い写仏体験(今年はアマビエさま)や、数珠作りとたくさんの仏教に触れ、修行に打ち込んだ。
この寺子屋は吉田住職だけでなく総代役員や檀信徒が何日も前から準備をし、地域にとっても大切な行事となっている。
2019年10月11日号
宮崎・鹿児島・沖縄 第29回檀信徒研修道場
【宮崎・鹿児島・沖縄】宗務所主催の第29回檀信徒研修道場が10月11日に宮崎市内で開催され、檀信徒約300人が参加した。塩田和香師が「お題目を 親から子へ子から孫へ」と題して高座説教を行った。塩田師は歌手の美空ひばりさんの華やかな芸能生活の裏に母と2人の弟を次々亡くした失意から、酒に溺れたことを話し、それを住職から諭されて信仰に励んだことを紹介した。晩年のヒット曲「川の流れのように」を全員で歌った。その後、日蓮聖人降誕八百年記念管区法要と震災復興祈願祭を営んだ。清興では声楽の中原ちふみさんとピアノ演奏の本田奈留美さんのコンサートを楽しみ、最後に「ふるさと」を全員で合唱した。