全国の通信記事
2023年7月30日号
宮鹿沖 第十三回わんぱく寺子屋
【宮鹿沖】七月三十日(日)宮崎県児湯郡都農町 龍雲寺(吉田憲由住職)にて第十三回龍雲寺わんぱく寺子屋が開催された。コロナ禍の間も規模を縮小して毎年開催してきたが、今回二十六名の子どもたちが集まり、四年ぶりの通常開催となった。
龍雲寺の寺子屋は住職だけではなく、総代役員さんや檀家さんが何日も前から、準備をし、みんなで地域の子どもの成長を見守り、支え続けている大切な行事である。
寺子屋の中で吉田住職は「寺子屋の3つの約束!みんなで助け合う。大きな声であいさつをする。はきものをそろえる。を守ってみんなで成長しましょう」と挨拶。
将来の夢や願いを込めながらプラ板でのお守り作り、数珠作り写仏と沢山の仏教に触れ、初めての生け花にもチャレンジし修行に打ち込んだ。
子供は地域の宝!みんなで見守りながらゆっくり育てて行きましょう。
暑い暑い宮崎の夏とコロナを吹き飛ばす、元気いっぱいのわんぱく寺子屋となった。
2023年7月27日号
宮鹿沖 青年会主催の一泊寺子屋
【宮鹿沖】令和5年7月27日、28日に宮崎・鹿児島・沖縄県管区日蓮宗青年会主催の一泊寺子屋が鹿児島県姶良市妙正寺(冨田隆文住職)にて開催された。
寺子屋には5歳〜17歳までの39名の子供たちが参加し、桜島を一望出来る高台にて朝、夕のお勤め法話があり、子供たちは「ありがとう」と伝える大切さを学んだ。
数珠作りや、写経、海水浴、皆で食べる食事、温泉、お祭り夜店遊び、お皿の絵付体験と、子供たちの笑顔で溢れかえった寺子屋となった。
寺子屋実行委員長の妙正寺副住職冨田宏邦師は参加してくれた子供達が楽しんでくれる事を1番に考えてきた。その為には怪我なく安心して参加してもらえるように計画し、結果沢山の方とのご縁を頂けたことに感謝しかない、と述べた。
2023年7月19日号
宮鹿沖 知覧特攻戦没者慰霊行脚
【宮鹿沖】7月19日宮崎鹿児島沖縄三県日蓮宗青年会主催で、田上義尚会長 、田中直秀実行委員長のもと鹿児島県南九州市知覧町で、『知覧特攻戦没者慰霊行脚』が行われた。
行脚には、第34代全国日蓮宗青年会 塩田義照前会長と第35代横井通泱会長
をはじめ全国から29名が集まった。
出発地は、富屋食堂の女将で、多くの特攻隊員のお世話をしていたことから「特攻の母」と呼ばれ、隊員をわが子のように慈しみ、私財を投げ打ってまでも親身に接した。鳥浜トメさんが営んでいた軍指定食堂である「富屋食堂」(現在は資料館「ホタル館 富屋食堂」)。その富屋食堂に鳥浜トメさんのひ孫で現富屋食堂館長、語り部の鳥浜拳大(とりはま けんた)さんが駆け付け見送り、そこから本格的な特攻作戦の最後である第11次総攻撃の終了の日7月19日に合わせ、約一時間慰霊行脚が行われ、陸軍特攻戦死者1, 036名の御霊の眠る特攻平和観音堂にて一読。その後、知覧特攻平和会館にて特攻隊の手紙写真などの資料を見学、特攻隊の想いを後世に語り継ぐ語り部の講話を聴いた。
この行脚は、一昨年のコロナウイルスにより行脚、法要行われなかった「第59回全国日蓮宗青年僧九州結集鹿児島大会」を機会に、太平洋戦争末期の沖縄戦で、本土最南端の神風特攻隊の出撃地となったこの地南九州市知覧町で開催となった。
今回『知覧特攻戦没者慰霊行脚』の実行委員長を勤めた田中直秀師は、「第59回全国日蓮宗青年僧九州結集鹿児島大会の際に、オンライン結集となってしまい、現地に皆さんが集まれなかった。ようやくコロナウイルスも落ち着いてですね。全国から数多くの青年僧の皆さんが集結していただいて、本当にこの唱題行脚できましたこと、本当に感無量でございます。ありがとうございました。」と熱く語った。