全国の通信記事
2023年2月20日号
宮鹿沖 冨田宏邦師帰山式
【宮鹿沖】令和5年2月14日鹿児島県姶良市、教王山妙正寺(冨田隆文住職)にて冨田宏邦師(妙正寺副住職)の『日蓮宗大荒行堂初行成満帰山報告式』が執り行われた。
宏邦師は妙正寺副住職としての他に、保育園副園長と副理事長を務めており報告式では檀信徒の他に400名を超える園児が集まり「宏邦先生〜お帰りなさ〜い」と子どもたちが出迎えていた。
報告式では荒行を終えた行僧による迫力ある水行、読経に檀信徒は目を瞑り手を合わせていた。
宏邦師の挨拶では、堪えていた涙が溢れ出し、その姿を見て多くの檀信徒が一緒に涙していた。
「心が折れそうになってしまいそうな時もありましたが、皆様のお顔が浮かび何度も助けて頂きました。」と感謝の意を述べた。
檀信徒は宏邦師に歩み寄り肩や腕を摩りながらお帰りなさいと伝えていた。
その後盛大に豆まきが行われ妙正寺帰山報告式は閉式した。
宮鹿沖 黒木敬順師帰山式
【宮鹿沖管区】令和5年2月13日(月)宮崎県日南市、経王山妙源寺にて黒木敬順師(妙源寺住職)の日蓮宗大荒行堂初行成満帰山報告式が執り行われた。報告式では敬順師の帰りをひと目見ようと多くの檀信徒が集まった。
敬順師は平成28年に遷化された当時妙源寺住職の黒木源章上人の後を継ぎ令和元年、妙源寺に入寺し日々給仕に励んでいた事、敬順上人自身が難病を患っており大荒行堂への入行は諦めていたが、日々の給仕の中で先代住職の御祈祷への熱意を檀信徒から伺い修法師を志すようになった想いなどが帰山報告文の中で綴られていた。
敬順師の想い、病気の事を誰よりも知っている妙源寺檀信徒は皆涙を流しながら帰山を喜んでいた。
また敬順師の挨拶では、涙で言葉を詰まらせながらも檀信徒をはじめ、多くの方に支えられて成満できたことへの感謝と、これからより一層檀信徒の方々、地域の方々へ恩返しが出来るよう精進してしていくと述べた。
2022年11月25日号
宮鹿沖 第30回檀信徒研修道場
【宮鹿沖】令和4年11月25日宮崎県立正寺(森下 恵裕管区宗務所長)にて3年ぶりとなる檀信徒研修道場が開催された。
時間短縮、人数制限を設け、感染対策を徹底し約80名の檀信徒で手を合わせた。
研修道場では大分県延隆寺住職首藤泰隆上人から説法があり、首藤上人ご自身が体験された事を踏まえ、心を育む大切さ、親を想い、家族を想い供養していって欲しいという願いを自作の絵を使い檀信徒にわかりやすく伝えた。
次に、観心本尊抄述作750年並びに佐渡始顕大曼荼羅図顕750年立正安国世界平和祈願法要が行われ、檀信徒と共に祈りを捧げた。
当管区布教師会会長吉田憲由上人は「コロナ感染症拡大防止の為、中止が続いていた檀信徒研修道場をやっと開催でき、皆さんとお題目を唱えられたこと、感謝でしかない。」と語った。