全国の通信記事
2024年3月29日号
佐賀 人権研修会
【佐賀】武雄市円満寺は3月29日、宗務院と佐賀県宗務所共催で差別戒名について研修会を開催し、宗務院より人権推進委員と管内の教師寺庭婦人30名程が参加した。
同寺では浄土宗より授与された差別戒名を改号し、宗務院と行政と一体となって墓石を取りまとめ供養塔を建立し菩提を弔ってきた。
研修に先立ち法要が営まれ、市役所職員や関係者が参列し法味を捧げた。
講師を務めた池永英寛住職は差別墓石について昭和63年より取り組んできた経緯を語たり参加者は熱心に耳を傾けた。
結びに「これまで沢山の方々のご協力のおかげで事業を円成することができた」と感謝の言葉を述べた。
研修後は多数の質問が飛び、有意義な意見交換の場となった。
奇しくも同日は供養塔建立開眼日(平成6年3月29日)より30年の節目に当たり不思議なご縁を感じる1日となった。
2023年11月25日号
佐賀 社教会が施設訪問
【佐賀】社会教化事業協会は11月25日、嬉野市の障害者支援施設「第一たちばな学園」を訪問し、入所者にご祈祷をして寄付金を贈呈した。
導師を勤めた森永憲章会長は「お経の力によって皆様が毎日を元気に過ごされますように」と身体健全を祈念した。
また江北町青山会の子供たちが民謡を披露し、美しい声を響かせ会場に花を添えた。施設訪問は毎年社会貢献の一環として行われ、今回コロナ禍により3年ぶりの実施となった。
2023年10月5日号
佐賀 第38回九州教区檀信徒研修道場
【佐賀】宗務所は10月5~6日、唐津市の宿泊施設(ホテル&リゾーツ佐賀 唐津)で第38回九州教区檀信徒研修道場 佐賀大会を開催し、九州各地より100人の檀信徒が参加した。開講式で黒木浩順教区長を導師に法味言上ののち、京都府教法院三木天道師により「お題目 初歩のホ」と題して講義が行われた。
講義では、仏教の初歩~法華経の初歩~日蓮聖人とお題目の初歩と、三講に分けてそれぞれ丁寧に理解しやすく話した。三木師は「私達は本仏と同体で、すでに生かされ救われているという自覚を持ち、お題目が自然に唱えずにはいられないという境地を目指しましょう」と語り、今回初めて参加の女性は「理解していたようでそうではなかった。これから先の信仰の糧になりました」と語った。
閉講式にあたり、佐賀県檀信協会長大串和夫氏が「ここで得た知識を深め、法華経お題目を次世代に伝えるために精進します」と誓いの言葉を述べた。また松島正英所長より参加最多数参加者と最高齢参加者へ記念の品を贈呈し、お元氣で更なる信心に励んで下さいと言葉を送った。
2日目は唐津の名所を巡る観光を行い、昼食には名物呼子のイカ料理に参加者は舌鼓を打った。全日程を終え、参加者はお題目を胸一杯に家路に向かった。