全国の通信記事
2022年11月25日号
宮鹿沖 第30回檀信徒研修道場
【宮鹿沖】令和4年11月25日宮崎県立正寺(森下 恵裕管区宗務所長)にて3年ぶりとなる檀信徒研修道場が開催された。
時間短縮、人数制限を設け、感染対策を徹底し約80名の檀信徒で手を合わせた。
研修道場では大分県延隆寺住職首藤泰隆上人から説法があり、首藤上人ご自身が体験された事を踏まえ、心を育む大切さ、親を想い、家族を想い供養していって欲しいという願いを自作の絵を使い檀信徒にわかりやすく伝えた。
次に、観心本尊抄述作750年並びに佐渡始顕大曼荼羅図顕750年立正安国世界平和祈願法要が行われ、檀信徒と共に祈りを捧げた。
当管区布教師会会長吉田憲由上人は「コロナ感染症拡大防止の為、中止が続いていた檀信徒研修道場をやっと開催でき、皆さんとお題目を唱えられたこと、感謝でしかない。」と語った。
2022年11月7日号
福岡 筑後組統一信行「お題目の集い」
【福岡】筑後組(渕上本英副長)は11月7日、筑後市福王寺(村越智浩住職)において、統一信行「お題目の集い」を僧侶檀信徒約100名と共に3年ぶりに行った。
法要後、来賓の刀禰義弘宗務所所長(門司大雄寺住職)は「世の中も動きはじめています。私たちも色々な研修会、企画等開催していきたいと思っていますのでご参加よろしくお願いします。」と挨拶した。
同じく来賓の佐野前延宗会議長(うきは市本佛寺住職)は「それぞれのお寺でご住職から聞けないお話、また統一した教えを学ぶのが統一信行お題目の集いでございますので最後までよろしくお願いします。」と挨拶した。
その後、山口県布教師会会長藤井慎一師(宇部市一乗寺住職)による講話が行われた。
藤井師は、「私たち皆が仏の心でいれば世の中も仏の心になります。社会が安穏になるためには、自分の仏の心を一生懸命修行して、その姿を表し続けなければ世の中は安らかになりません。私たちの心はころころ移り変わっていきます。ですから毎日修行して少しでも長く仏の心を保ち続けていかなければなりません。日々の信仰の中で、自分の唱えるお題目は仏の心を大事にする修行でもあり、その姿で周りの方にも気づかせてあげて下さい。」と話された。
閉式にあたり渕上副長は「この機会にまた一層のお題目修行に励まれまして、これからの皆様の生活の糧に南無妙法蓮華経のお題目がありますようお祈りいたします」と挨拶し閉会となった。
2022年11月1日号
長崎 長崎市本蓮寺開創四百年記念法要
【長崎】令和四年十一月一日、長崎市筑後町 聖林山本蓮寺(山田浩文住職)にて、日蓮聖人御生誕八百年・本蓮寺開創四百年記念法要が執り行われ、およそ二百七十名の檀信徒並びに有縁の方々が集り、瑞宝太鼓が花を添えた。記念事業としては、本堂瓦葺き替え並びにスロープの設置等、本堂内外の大改修が行われた。
本蓮寺は元和六年(一六二〇)長崎港を一望できる丘の上、サンジョアン・バウチスタ教会跡に建立された。本堂正面に鎮座される日蓮聖人像は、開山開山本瑞院日恵上人が脇差と共に徳川秀忠公より拝領し、江戸より長い道中を運ばれ鎮座された。町中焼き尽くされた元禄の大火にも、原爆で本蓮寺全山灰なっても、この祖師像は難を逃れ長崎の街を見続けてきた。
記念法要に参列した田上長崎市長は「長崎には二つの世界遺産がありますが、現在も現役で本来の仕事を続けている遺産を可動資産と言います。本蓮寺はまさに、過去から現在、そして未来へと歴史を伝え続ける可動資産とも言える。どうぞこのまま長崎の街をしっかりと見続けて欲しい」と話した。また山田住職は「いくら便利になっても、結局最後は人の手。ひとりでもさぼれば全体が滞り、皆が一つになれば不可能を可能に出来る。今回の事業でそのことが痛いほどわかった。この歴史ある道場で人づくりに邁進したい。」と謝辞を述べ、盛大な落慶法要は幕を閉じた。