全国の通信記事
2020年12月25日号
大分 冊子「おうちで寺子屋」配布
【大分】日青会では毎年県内の檀信徒を集めて『大人の寺子屋』を開催していたが新型ウイルスの影響で中止となった。しかし、毎年楽しみにしていた檀信徒の為に何か出来ないかと考え「おうちで寺子屋」の冊子を発行した。新型ウイルスでお寺にお参り出来ない方、不安で出歩く事の出来ない方に向けて、会員一同が檀信徒に向けてメッセージを込めた写仏や写経等を制作した。
手元に届いた檀信徒や子供達は「沢山の種類があって良かった」「お上人さんの思いが伝わる冊子を頂け有り難かった」と喜びの声が上がった。
2020年11月22日号
佐賀 佐賀県版「良縁のつどい」
【佐賀】お寺を通じた良縁成就の場を提供する「良縁の集い」が佐賀県宗務所主催で11月22日、「いい夫婦の日」に市内のホテル・ニューオータニ佐賀にて開催された。
「コロナ禍の中何か心温まる場を作りたい」「今後の管区内外のお寺の護持・発展の為に」という、松島正英佐賀県宗務所長の熱い思いから始まり、佐賀県では初の試みとなり、男性15名、女性12名の計27名が参加した。
今回は、佐賀県外からも大分、大阪など、広域からの参加もあり、まず初めに参加者全員で佐賀県宗務所(國相寺)にて良縁成就の祈願を受けた後に、会場へ移動し、新型コロナウイルス感染症対策の一環としてフェイスガードを用いての良縁の集いとなった。
全員が総当たりで顔を合わせ、話し終わった後、最後に、今後も交際を希望する相手の第一・第二希望を記入して終了し、今回の集いでは二組のカップルが成立した。
参加者からは「お寺の祈願など和やかな雰囲気で楽しかった」「初めての参加ですがすごく楽しめました」といった声があがり、とても有意義な集いとなった。
事務局では、お寺を通じたご縁が増えてもらえるよう、今後もこのような集いを続けていきたいと考えている。
2020年11月17日号
宮崎・鹿児島・沖縄 口蹄疫十年唱題行供養
【宮崎・鹿児島・沖縄】令和二年十一月十七日午後二時、宮崎県児湯郡川南町の口蹄疫慰霊碑に於いて、雷と共に甘露の法雨が降り、水が染み込むように約三十万頭の牛さん豚さんに唱題行供養が行われました。
平成二十二年に宮崎県児湯郡を中心に発生した口蹄疫では、二十九万七千八百八頭もの家畜の 尊い命が犠牲となりました。その疫病発生から、今年で十年となりました。
十年目を迎え奇しくも私たちは、再び目に見えない感染症との戦いに直面しております。そこで宮崎・鹿児島・沖縄県・大分県・埼玉県から総勢三十名の日蓮宗教師が口蹄疫慰霊碑に集まり、管内檀信徒や全国の縁ある方々は三密を避ける為、YouTubeでライブ配信をご覧いただくことで参加していただき供養・疫病退散・祈願唱題行を開催しました。
そして、千葉県西部宗務所様からお題目写経セットのご助成ご協力をいただき、檀信徒や畜産 農家の方々が供養と感謝の気持ち込めた写経約三百枚を埋経しました。
コロナ禍の中、口蹄疫供養祭が中止や延期の中、日蓮宗僧侶として開催できた喜びと共に、千葉県西部宗務所様始め、多くの方々のおかげで成功できた事に感謝申し上げます。
「離れていても心はひとつ」
今こそみんなでお題目を唱え供養感謝し明るい未来を共に祈りましょう。
主催 宮崎・鹿児島・沖縄布教師会、声明師会、社教会