全国の通信記事
2020年12月22日号
長野 白木智明師本葬儀
【長野】諏訪市高國寺第十九世、岡谷市育恩教会担任白木智明師の本葬儀が十二月二十二日、高國寺にて営まれた。
白木師は十二月十四日に世寿七十歳で遷化。法号は顯正院日明上人。昭和五十四年に高國寺住職に就任。二度の大荒行堂と信行道場副主任を四度就任。教誨師を務めるなど宗門と地域の両方にわたり邁進した。
平成十三年に病に倒れ、平成十八年に現在の住職白木智康師へ払子を継承。以後家族の看病の元で院主となっていた。
コロナ禍においても高國寺役員・寺院関係者を含めて百名以上が早い別れを惜しんでいた。
2020年3月29日号
長野・思い出詰まった人形供養
【長野】長野県日蓮宗青年会(小島一洋会長)は令和二年三月二十九日(日)長野県上田市 長光寺において「人形お焚き上げ供養会」を開催した。県内外から、思い出の詰まった人形・子どもたちの健やかな成長を願われ、役目を終えた人形・ぬいぐるみ等が本堂の御宝前いっぱいに寄せられ、僧侶が読経し供養された。
当初、供養会は檀信徒とともに営まれる予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大防止を考慮して規模を大幅に縮小し、檀信徒の入場を取りやめ、僧侶の参加人数も制限して行われた。
小島会長は、「供養会自体を中止することも考えたが、お人形に込められた思いを供養してほしいという気持ちはとても尊いもの。規模は縮小したが、精一杯の気持ちを込めてその使命を終結させることを考えた。」と開催への想いを話した。 今回の供養会で納められたお布施は、昨年の台風19号で被害を受けた県内自治体へ寄付を行う。
2019年11月16日号
長野 伊那市三澤寺で武田正幹上人の入寺式
【長野】伊那市三澤寺で11月16日、第41世伊藤龍昌上人の退寺式と第42世武田正幹上人の入寺式が営まれた。同寺では無住の状態が続いていたが、武田上人の入寺が決定し無事法燈が継承された。総代会の三澤修一会長は「若い住職に来ていただき、檀家一同喜んでいる」と述べ、僧俗一体となってお寺を盛り上げていく決意を新たにした。
同寺は御遺文「三澤鈔」の三澤入道の小庵建立をもって創立とされ、開創年は1440年代とされる。長い歴史を持つ同寺の未来を担う新住職に大きな期待が寄せられた。