全国の通信記事
2022年12月10日号
愛知尾張 一宮市心證寺ですぎと寄席
【愛知尾張】 令和4年12月10日(土)愛知県一宮市心證寺(市田弘之住職)において、すぎと寄席が開催された。すぎと寄席とは、同寺近くの銭湯「杉戸浴場」が主催するアマチュアの寄席で、20年前、先代から銭湯を引き継いだ若女将が、客は減る一方で設備は老朽化、燃料代も高騰、このままでは廃業しかないという銭湯に、なんとかして人を集め、地域の人々やお年寄りの交流の場にしたいとの思いから始めたもの。趣旨に賛同した市田住職が本堂を会場に提供している。女将自ら落語を習い高座に上がり、地元で人気のアマチュア落語家が出演し、毎回盛況となっている。38回目となる今回は、4月からプロデビューが決まっている大学生落語家や津軽三味線全国コンクールで優勝した若手女流民謡歌手など六組が出演。市田住職も寺庭夫人とともギターとキーボードの演奏を披露し、本堂を埋め尽くした聴衆の喝采を浴びた。市田住職は「寺に多くの人が集まり、仏縁を結ぶことができるのはありがたい。寺の活性化につながる。」と話している。
2022年7月25日号
愛知尾張 少年少女夏期修養道場
【愛知尾張】尾張日蓮宗青年会(河村泰政会長)は7月25日〜27日、岐阜県関市の法音寺信行道場に於いて少年少女夏期修養道場を開催し、道場生10名が参加した。お経練習や作法指導に於いて仏道修行の基本を学び、朝夕のお勤めや唱題行を通して日蓮聖人の教えに触れることでできた。また、カレー作りや水遊び、バーベキューやキャンプファイヤーなど、自然を生かした野外での研修に、コロナ過が続き複数で遊ぶことが難しくなった道場生からは笑顔が見られた。参加者の両親からは、「子供が帰ってきてから食事の前に食法を唱えてご飯を食べる姿に感動した。」との声が聞く事ができ、学校や町内の野外キャンプとは違った修養道場ならではの効果を見ることができた。
2022年6月19日号
愛知尾張 「こども食堂キャラバンINかみやま」支援
【愛知尾張】 令和4年6月19日(日)、一宮市神山公民館で行われた「こども食堂キャラバンINかみやま」に於いて地域の子供達に対して、食文化についての学習会とフードパントリーが行われた。先着30名の子供達には「麺屋 天空」の特製唐揚げ入り弁当が配布され、地域住民や子供たちで賑わった。その会場に於いて尾張宗務所所長三大寺聡温上人(妙感寺住職)より、代表の水島邦雄様へこども食堂に対する支援金が手渡され、今後の活動に役立てると共に、活動の場を提供することで、尾張地域の日蓮宗各寺院もそれぞれの地域で協力し、支援ができるよう連携していくことが約束された。
こども食堂を主催するNPO元気ふれあい倶楽部は、固定の場所では無く、一宮市内の公民館や公園等、毎月場所を変えて、それぞれの地域で貧困の子供への支援や学習、フードロス問題への取り組み等の活動をしている。代表の水島様は「今後も場所を提供して頂けるお寺様や教会などを探しており、このようなご縁を頂くことだけでも有難いです。日本人の子供以外にも行き届かない貧困の子供がいるので、是非宗教者の方にもこの活動を理解して頂き、場所の提供の他、子供たちへの心の教育についてもお手伝いをお願いしたい」と語った。三大寺所長も「すぐに市内の日蓮宗寺院に経緯を説明して協力できる態勢を整えたい」と今後の支援について話し合いが行われた。
尚、今回の支援金については令和4年3月12日に一宮市木曽川町の法蓮寺で行われた、「日蓮聖人御降誕800年尾張管区大会」に於いて集まった御朱印や祈願・回向の浄財が充てられ、この他に「WAI!WAI!のわミー」、「いなざわ子ども食堂」、「つしまこども食堂」、「フードバンク愛知」、「岩倉子ども食堂ネットワーク」、「おだやか荘」へ支援が行われた。