全国の通信記事
2021年7月10日号
愛知尾張 侍ジャパンの稲葉監督が参拝
【愛知尾張】あま市七宝町瑞円寺に於いて7月10日、東京五輪に出場する野球日本代表「侍ジャパン」の稲葉篤紀監督が星野仙一さんの永代供養記念碑を参拝し、前回の北京五輪の時、監督を務めた闘将に「これから行ってきます」と東京五輪にて悲願の金メダル奪取を誓った。
墓参に先立ち、本堂で大殿院将夢日仙居士(星野仙一氏の法名)の卒塔婆供養を行い、その後、佐々木友肇住職が五輪本番で結果が残せるよう必勝祈願を行った。その後、永代供養記念碑に卒塔婆を建立し、焼香して手を合わせた。
稲葉監督は、北京五輪で選手として4位に終わったため、当時の星野監督へ申し訳ない気持ちを今でも感じている。「東京五輪で金メダルを取ります。見守っていてください」と墓前にて星野さんへ思いを伝えたという。コロナ過の中、また、自宅が北海道という遠方にも拘わらず、オリンピック前に星野さんへの挨拶を自ら決行された稲葉監督の篤い思いが感じられた。
2020年12月18日号
愛知尾張 犬山市妙海寺でヨガ教室
【愛知尾張】犬山市妙海寺で12月18日午後7時より妙海寺住職(田中恭遠上人)夫人、田中久美子さんによるヨガ教室が行われ、約10名が参加した。このヨガ教室は、約3年前にヨガインストラクターの資格を取得した久美子さんが自身の友人やSNS、檀信徒や近隣の人々に呼びかけてはじまったもので、赤ちゃんからお年寄り(90歳のおばあちゃん)まで幅広い世代に支持を集めている。その為、開催時間も昼の部や土日もあり、1時間の教室ではあるが、それぞれ自分の予定に合った時間帯で参加者が集まっている。子供を連れた母親に対しての赤ちゃんヨガも開催しており、母親と赤ちゃんが揃ってヨガを行うことが出来るのも特徴である。この日は、夜ということもあり、堂内はロウソクとアルコールランプの照明で幻想的な雰囲気を演出していた。冬至に近い日でもあり、若干寒い本堂内であると感じたが、教室を終えた参加者からは「いい汗をかくことができた」との声が聞こえた。お寺のお堂の空間を使って行うヨガ教室は、呼吸や精神統一が重要なヨガに於いて影響があるようで「他のヨガスタジオよりも集中して取り組める」とリピーターの参加者も多く、近隣の住民や若い世代の人々にお寺を身近に感じてもらえる活動であった。
2020年9月20日号
愛知尾張 一宮市妙法寺七面堂開堂法要
【愛知尾張】一宮市一乗山妙法寺に於いて9月20日、七面堂開堂法要が執り行われた。元々山内に本堂とは別にあった七面堂は、老朽化により再建される運びとなった。本来なら4月11日に開堂法要を予定していたが、新型コロナウイルスにより延期となっていた。9月に入り感染状況を踏まえ、お堂が密にならないよう対策を施し、今回、彼岸会法要に先立って無事、開堂法要が厳修された。新たに塗り直された七面大明神、三十番神、子安鬼子母神、お万の方の尊像に副住職・河村泰政上人修法導師の下、法楽加持が行われ、その後、5座に分けて参詣者をお堂に招いて大衆法楽が行われ、参加者60名が新たなお堂で、七面大明神と対面、副住職の御祈祷を受けた。住職・河村廣嗣上人は「旧お堂は老朽化により倒壊の恐れがあった為、代々続いてきた信仰の場を失くすわけにはいかないと再建を志し、本日無事開堂供養を厳修することが出来ました。今後はより一層身近に感じてもうえるよう精進してまいります」と語った。参加者の一人からは「順延はされたが立派なお堂が出来てありがたい」と喜びの声を聞く事ができた。コロナ過に於いて何もかもが簡素化、簡略化されてしまう今、しっかりと妙法寺の法燈を次世代に繫ぐ住職の決意と、ようやく七面大明神が遷座され喜びを感じる檀信徒が一体となり、妙法寺寺族檀信徒の強い絆が現れた開堂法要となった。