全国の通信記事
2019年9月29日号
三重 第32回檀信徒研修会
【三重】伊勢市シンフォニアテクノロジー響ホール伊勢において9月29日、三重県日蓮宗宗務所主催、第32回日蓮宗三重県檀信徒研修会が開催され、教師22人檀信徒122人が参加した。
11時に開催式、並びに法味言上が行われた。11時15分からは、高島行勝上人(四日市市、妙延寺住職)を講師に迎え御首題の写経が行われた。高島上人は、日蓮聖人が書かれた120を越える御本尊の中から玄旨傅法御本尊や楊枝本尊等の特徴的なものを紹介して、日蓮聖人のお題目への熱意を伝えられた。檀信徒はお手本通りにお題目を書こうとマスクを付け姿勢を正し、写経に臨んだ。
13時からは、山本信行上人(大阪市、法性寺)による講話「お釈迦様の悟りを求めて」が行われた。山本上人は八相成道、特に成道について話をされ、釈尊が悟りに至ったのは乳粥を施され人間は1人では生きていけないと気付いた瞬間であり、悟りの根本とは縁であると述べられた。自身の沖縄慰霊行脚の経験、たった1枚の写真に人生を変えられた経験から、縁や霊的な存在を確信した山本上人は縁や回向の大切さを説いた。続いて、日蓮聖人の誕生、法難、身延山入山、入滅の際に起こった不思議な現象を挙げて霊的な力の存在を強調すると共に、身延山菩提梯造営の話に触れて信心を持って信行に励めば必ず大願も果たせると、より一層信行に励むよう勧められた。
2019年7月29日号
三重 第47回少年少女のための修養道場
【三重】7月29日30日に三重県松阪市の法久寺(浅井教幸住職)に於いて、日蓮宗三重県青年会(西片寛慈会長)主催、日蓮宗三重県宗務所(高島行勝所長)共催による第47回少年少女のための修養道場が開催された。青年会員を中心としたスタッフ12名と子どもたち21名が参加した。
1泊2日の研修で子どもたちは仏前作法・焼香所作を学び、お経・太鼓練習、唱題行などに励んだ。お経・太鼓練習では最初は「難しい」と言っていた子どもたちであったが、練習を重ねるにつれ、お経の声、太鼓の音は大きくなり、閉会式ではその成果を一心に発揮した。
2日目の行楽行では10日前にオープンしたばかりのベビースターラーメンの工場一体型テーマパーク「おやつタウン」(三重県津市)に行き、子どもたちはココア味やもんじゃ味などオリジナルの味のベビースターラーメンを作る体験をし、大いに楽しんだ。
2019年5月26日号
三重 四日市市安楽寺で法灯継承式
【三重】令和元年5月26日、三重県四日市市の現當山安楽寺において、第6世西片寛慈上人の法灯継承式、ならびに一昨年の8月にご遷化された第5世西片元證上人の3回忌法要が行われ、僧侶檀信徒合わせて約90人が参列した。
5月にしては暑すぎるぐらいの快晴に恵まれ、午前10時より稚児行列が行われ、10時半より法灯継承式が行われた。
三重県宗務所長 高島行勝上人(三重県四日市市妙延寺住職)より辞令の伝達、安楽寺正干与 山口裕光上人(東京都台東区妙経寺住職)より払子の授与が行われた。
西片上人は奉告文で安楽寺の歴史に触れながら、先師先哲の意志を継ぎ新住職として一層精進する事を誓った。
次に西片上人の師父、西片元證上人の友人である身延山久遠寺共栄部長 浜島典彦上人(東京都荒川区修性院住職)より祝辞が述べられた。
同じ学寮、同じ管区で元證上人と共に過ごしてきた浜島上人は、多くの思い出を語り教学や研究に励んでいた元證上人を偲ばれた。そして、「師父のように立派になった寛慈上人が居れば安楽寺は安泰である、どうか支えてあげて欲しい」と励ましの言葉送られた。
結びに新住職、西片寛慈上人から祝辞が述べられた。西片上人は歴史の浅いお寺であるからこそ、開山上人である近代の名僧 本多日生猊下や開期檀越の意志や素晴らしさを色濃く受け継いでいる。そういったものを大切にしながらも宗門やお寺の為に尽力したいと力強く語った。