全国の通信記事
2020年2月16日号
高知 奉納野試合
【高知】蔵福寺(齊藤隨理師)主催で2月16日第58回奉納野試合が開催され、県内の剣道道場生140名が紅白にわかれ歓声をあげた。
この“合戦”は蔵福寺守護神春の大祭の後に行われている。当日はあいにくの雨になり近くの日章小学校の屋内決戦となったが、子ども達は所せましと奮闘した。開会式に先立ち出仕僧侶一同による加持祈祷が行われた。
子供の頃この祭に参加し、今自分の子供が参加している男性は「普段の試合と違い、合戦絵巻を見ているようです。永く行って欲しい」と話してくれた。齊藤師は「道場所属の枠を越えて、力を合わせて一つのことを成し遂げる経験になって欲しい」と話してくれた。
2019年11月9日号
高知 アンサンブルくらすとACT12
【高知】11月9日(土)南国市蔵福寺(齊藤隨理住職)で「アンサンブルくらすとACT12」が開催された。このアンサンブルくらすとは県内の金管楽器、木管楽器、打楽器奏者によって構成され、齋藤住職が団長を務めている。
18時30分本堂内をライトアップした幻想的な雰囲気のなか「東京オリンピック前回大会」のファンファーレで開幕し、演奏メンバーが入れ替わり全15曲を演奏した。また齋藤住職自身も自らアルトサックスを手に取り「G線上のアリア」を披露した。訪れた方からは「お経しか読まないイメージのあるお坊さんが、楽器を吹くというミスマッチがよかった」という声が聞かれた。
齋藤住職は「蔵福寺は1年に1度ライブハウスになります。普段何かと敷居が高く感じられるお寺に、どんなことであれ、足を運ぶ事に繋がってほしい」と語ってくれた。
2019年11月2日号
高知 秋のキャンドルナイト in 細勝寺
【高知】11月2日、高知県南国市の細勝寺(久保智教住職)にて、初の開催となる「秋のキャンドルナイト in 細勝寺」が行われ、約100名の参詣者で賑わった。
「秋の夜長を彩る、光と音の共演」をテーマとし、約400個のキャンドルが温かな灯で境内を照らした。
なかには地元小学生が「秋」を題材に描いたイラスト入りキャンドルが並び、子どもたちとの交流もなされた。
特設ステージではコンサートも催され、高知県青年団協議会長も務めるシンガーソングライターCHiHARUさんの歌声が響いたほか、高校の音楽教員で結成された管弦楽ユニット「のどカルテット」の演奏がキャンドルナイトに花を添えた。クライマックスには管内声明師による世界平和祈願声明法要も営まれ、声明によって幻想的空間を織りなすと共に、日本全国で勃発する災害で犠牲となられた方への供養も行われた。
久保師は開式にあたり「このキャンドルナイトが、普段あたりまえにある電気がいかにありがたいものかということを考えるきっかけになれば」と話し、高知県立大学の学生による「電気がない暮らし」と題した、災害による停電被害の深刻さも発表された。
参詣者は「日常というものの有難さを改めて考えた夜になった」「お寺というとお堅いイメージだったが、このようなイベントがあると知り気軽に行ってみようと思う」と語った。