全国の通信記事
2022年5月8日号
愛媛 出開帳 一般に公開されたことのない仏像・寺宝展
【愛媛】教化センター(出開帳実行委員会)は、4月29日から5月8日まで愛媛県美術館(愛媛県美術館 特別展示室1・2・3)で、「出開帳 一般に公開されたことのない仏像・寺宝展を」行った。
3つの展示室をそれぞれ経典の区分法である序分・本分・流通分に分け、テーマに沿って仏像57体・大曼荼羅はじめ日本画など17軸、5箇寺から69点の展示を行った。
本分では、御宝前の立体曼荼羅を平面に配置。仏さまに包まれた霊山浄土を表現し、来場者を圧倒した。中には、「普段見ることができない仏像や刀を間近で見ることができて、貴重な体験ができた」「次はいつ開催されますか」などの声があった。
当初800名の来場を目標としていたが、終わってみると3倍以上の2,487名の来場者があり、平均滞在時間も40分と主催者の予想を超えていた。嬉しい誤算としては、SNSでの投稿や口コミからの来場者がいたことや何度も足を運ぶリピーターも多く、連日のにぎわいを見せた。
2022年4月1日号
愛媛 仏像・寺宝公開
【愛媛】出開帳実行委員会では、令和4年4月1日より19日まで今治法華寺(愛媛県今治市中浜町4丁目118)にて「県美に出展しない仏像・寺宝公開」を公開している。同行事は、「出開帳」一般に公開されたことのない仏像・寺宝展(以後出開帳展)開催に向けクラウドファンディングを行っており、「出開帳展」を成功に導くべく企画されたものだ。日蓮宗総本山身延山久遠寺歴代法首40世から50世の染筆された大曼荼羅を中心に、法華寺ゆかりのある本山などの貫首さまの大曼荼羅と江戸初期から近代までの仏像9躰と、江戸時代に作られたお守り等の版木を展示している。 近年では、少子高齢化と人口流出の影響を受け地方寺院の存続が難しくなっているが、地方寺院にも貴重な文化財が数多くある。主催者である出開帳実行委員会の讃岐英昌師は、「地方寺院の持つ、文化財継承の底力を感じていただきたく開催している」と述べている。4月29日から5月8日には、「出開帳 一般に公開されたことのない仏像・寺宝展」を愛媛県美術館2階で出展予定である。
2021年7月2日号
愛媛・お寺で一日修行体験
【愛媛】愛媛県の正念寺で毎年行われているこども修養道場「お寺で一日修行体験」が7月2日に行われ、小学生19名が参加した。 今年で5回目のこの道場は昨年から日帰りで行われ、今年は高知県仁淀川市の善法寺(渡邊泰雅住職)を会場として読経、座禅、写経、水行などの修行に励んだ。修行後は目の前に広がる日本一綺麗な川と言われる仁淀川で水遊びを楽しんだ。最後の法要では渡邊泰雅上人による「みんなが気付いていない沢山の有り難うがある」という言葉を子どもたちは静かに頷いて聞いていた。