全国の通信記事
2023年11月23日号
徳島 日蓮宗徳島県交流ボウリング大会
【徳島】徳島県宗務所主催の第一回日蓮宗徳島県交流ボウリング大会が十一月二十三日スエヒロボウルで行われ、子供からお年寄りまで幅広い世代の人が参加した。
僧俗交流の初の試みとして開催された本大会では、マイボウルを持参するような玄人から何十年かぶりにプレイするといった素人まで、プレイスキルに差はあるものの経験者から手ほどきを受け成長する人や、雑談に花を咲かせる人が居たりと各々親睦を深めた。
ストライクがでると自然と拍手喝采に包まれ大いに盛り上がる大会となった。
2023年10月31日号
徳島 佐伯明彦上人本葬儀
【徳島】徳島市壽量寺(佐伯知彦住職)にて、前住職、第二十世佐伯明彦上人の遷化にともない、本葬儀式が十月三十一日に執り行われた。佐伯明彦上人は十月二十八日遷化。世壽七十一歳。法号は福壽院日遊上人。様々な布教に努められた上人は、日蓮宗徳島県宗務所長、徳島市仏教会会長、徳島県仏教会副会長など要職を歴任。その間、壽量寺本堂、境内、墓地の大改修、更には永代供養墓を建立。宗外においては徳島県社会福祉協議会事務局長として幾度と社会福祉全国大会を開催し、社会福祉事業功労賞受賞。退任後も第三者評議員を務め、長年、県内外の社会福祉に貢献されていた。
2022年4月8日号
徳島 12年に1度の寅年大祭
【徳島】海部郡海陽町の法華寺で4月8・9日、12年に1度の寅年大祭が営まれ、県内外から檀信徒など約70人が参列した。
同寺祖師堂に奉安される日蓮聖人坐像は日蓮聖人が伊豆御流罪中に感得された梅の霊木より造立されたと伝えられ、大阪府和気の妙泉寺、鳥取県阿毘縁の解脱寺と共に「一木三躰のお祖師様」と呼ばれる。当地に祀られることとなった伝えにより、日蓮聖人と同じく焼き討ち・刀傷・流難の御難に遭われたお像として、またその霊験により県内外より信仰を集めている。
寅年大祭の由来は同寺が寛永三年(1626)寅年に当地に遷座開創されたことによる。
従来はお像を輿にお乗せし、稚児多数が引き町内を「出開帳行列」、その後、漁船数隻にて海上より同像が天正16年(1588)阿波法華村(現徳島市八万町法花)より漂着、毎夜海が光り輝いたという手倉の海上聖跡で読経する「船渡御」を行う盛大な行事であった。今大祭はコロナ禍でやむなく規模を縮小、法要のみとなった。
大塚教行住職を導師に8日夜、同像のお衣更え法要、翌9日、大法要が営まれ、法要中、県内修法師によるご宝前法楽と参拝者への大衆法楽加持が行われた。
今回お像のお衣を寄進された信者の垂水敬子さん(岡山県住)は「コロナでなかなかお参りにくることができなかったがやっと思いが通じました」と感激の涙を流された。