全国の通信記事
2023年10月9日号
広島 怪談師の公演
【広島】 10月9日、チケットの取れない怪談師として有名な、城谷歩さんの全国行脚『再邂』が広島市本覚寺(渡部公友住職)で行われ、約80名の参加者にて開催された。
本覚寺での城谷さんの公演は、コロナ禍が始まった2020年3月以来2回目で、怪談話以外にも楽しいトークやファンサービスで、本堂は熱気に包まれていた。
参加者の中には、愛知県や香川県など遠方からやって来たという人もいて、「厳かで線香の香りが気持ちよく、とても綺麗な会場で楽しめました」と感想を述べた。
2023年7月29日号
広島 第1回死の体験旅行Ⓡin本覚寺
【広島】 広島市中区の本覚寺(渡部公友住職)で、7月29日、第1回死の体験旅行Ⓡin本覚寺が、広島市内外より5名の参加者にて開催された。
死の体験旅行Ⓡとは、欧米のホスピスで開発されたと言われるワークショップで、自分にとって大切なものを書き出し、ファシリテーターが語るストーリーに合わせて、時には諦め、時には手放す、死に至る過程を疑似体験するプログラムとなっている。
今年2月に大分市常妙寺(永石光陽住職)でワークショップを体験した渡部住職がその内容に感動し、5月に講師養成講座を受講したのち、準備を進めていた。
広島市在住の男性参加者は、「軽い気持ちで参加したが、普段、自分自身が意識していない部分に気付きを得た。また機会があれば参加したい」と感想を述べた。渡部住職は「死を見つめ、生を考える学びの機会として、今後も本覚寺で定期的に開催していきたい」と抱負を語った。(中谷康韻支局長)
2023年7月22日号
広島 夏休みお寺宿泊体験
【広島】 広島市中区の本覚寺(渡部公友住職)で、7月22・23日、コロナ禍前の2019年以来となる1泊2日の【夏休みお寺宿泊体験】が開催され広島県内だけでなく、遠くは山口県からも応募があり、小中学生男女20人が参加した。
2日間のカリキュラムは、写経・読経などの修行体験、広島中央公園ファミリープールでの水遊び・花火などのレクリエーション、被爆体験伝承講話の聴講や被爆遺跡を巡るフィールドワークなど、広島の地域性を活かした取り組みとしてキャンセル待ちになるなど、保護者からも大変好評である。
特に、今回は本覚寺付近の宿泊施設からの提案で、大浴場に入浴してリフレッシュするサプライズ企画もあった。また、朝勤後には渡部住職から、フードロスなどの社会問題から仏教の「自業自得」の教えを聴聞し、初めて法話を体験したという参加者もいた。
普段お寺に行くことが少ない参加者からは、「お寺に対するイメージが変わり、こんなに楽しい所だとは思わなかった」という感想が寄せられ、渡部住職は「来年も更にカリキュラムを改善し、意義ある体験をしてもらいたい」と語っていた。