全国の通信記事
2022年3月11日号
島根・3.11いのちといのりの日~災害復興支援法要行う
【島根】日蓮宗島根県宗務所が「いのちといのりの日~災害復興支援法要~」を3月11日に行った。会場は安来市本成寺(岡本亮啓住職)。災害殉難之霊位の供養、被災地復興祈願を、世情を鑑み檀信徒は参加せず、管内関係教師のみで執り行われた。コロナ禍による教師のみでの開催は3回目となった。この法要は東日本大震災の翌年から、日本各地の災害で亡くなった方の慰霊を行い、今年で11回目となる。また、管内寺院から集められた祈願回向料等約40万円は、ハタチ基金と日本赤十字に送られた。
2022年2月6日号
島根 鬼子母神像の開眼法要式
【島根】2月6日、松江市常教寺(坂本教暎住職)で「鬼子母神像の開眼法要式」が行われ、僧侶檀信徒約30名が参列した。この鬼子母神様は、山形県の仏像彫刻原田で造像されたもので、漆黒で総高140㎝(像高4尺・120㎝)管内一の大きさである。
坂本教暎師は、「宗祖ご降誕800年事業として平成29年から本堂庫裏の一部改装を進めていた中で、令和2年に国内で新型コロナウイルス感染症が流行した。感染症早期終息祈願と、檀信徒の新たな拠り所となっていただくよう鬼子母神様にお越しいただくことを発願した」と語った。
鬼子母神様が除幕されたとき、参列者はその威容に感嘆の声が漏れ、その後静かに合掌を続ける姿が印象的であった。檀信徒は、「お寺はもちろん、街の新しいシンボルになって欲しい」と語っていた。
2021年11月23日号
島根 雲南市成蓮寺で法灯継承式
【島根】11月23日、雲南市大東町成蓮寺で「法灯継承式」が行われ、第30世の岡本亮啓師が代務住職を退任し、第31世に岡本亮泰師が新住職として法灯を継承した。
当日は僧侶檀信徒約30名が参列し、御会式法要が併せて行われた中、秋晴れの中練り行列を行った後、前住職から新住職へ払子が継承された。
新住職が、力強く奉告文を読み上げると参列者は一様に感銘を受けていた。岡本亮泰師は「檀信徒の皆様が護持してきたお寺の法燈を継承させていただくことの重みを感じています。寺門興隆のため精進致します」と就任挨拶をした。参列した檀信徒は「鎌倉の本山比企谷妙本寺で随身され、貴重な経験を積まれてきたと聞いています。檀信徒一同、喜びと期待をしています」と笑顔で語っていた。