全国の通信記事
2023年3月11日号
島根 いのちといのりの日~災害復興支援法要~
【島根】日蓮宗島根県社会教化事業協会(堀江禎正会長)が3月11日、「いのちといのりの日~災害復興支援法要~」を行った。会場は出雲市東満寺(岡田泰明住職)。世情を鑑み檀信徒は参加せず管内教師12名で執り行われたが、参加できなかった檀信徒とともに14時46分に黙祷し、その気持ちを届けた。
この法要は東日本大震災の翌年から毎年、日本各地の災害で亡くなった方の慰霊をと一日も早い被災地復興を祈るために行われ、今年で12回目となる。
堀江会長は「まずは、社協会に13回忌という節目で法要を委ねられたことに責任を感じた。そして、本当は檀信徒ともにこの場で祈りたかったが、企画段階での世情からこのような形となった。しかし気持ちが通じ、これだけの僧侶にお集まり頂き厳粛な法要を行うことができたこと、寺院・檀信徒からたくさんの塔婆祈願回向の申し込みを頂いたご協力に感謝している。顔は合わせることはできなかったが心は伝わったんだと感じた。普段当たり前だと思っていた行事がコロナ禍で出来なくなり、またこうして出来ることは大変有り難い」と締めくくった。
集まった塔婆祈願回向料、約90件40万円は日本赤十字等に送られた。
2023年2月22日号
鳥取 那須志叶師帰山奉告式
【鳥取】2月22日、米子市吉祥院(那須志文住職)に於いて、大荒行堂初行を成満した那須志叶師の帰山奉告式が行われ、僧侶檀信徒約50名が参列した。
前日まで降った雪も止み、志叶師を迎え入れるように穏やかな日差しの中、成満した5名の行僧と共に唱題行列。近隣の住民や多くの檀信徒・寺族が出迎え、無事帰山した。帰山後は水行式、また同寺として約30年ぶりの奉告式が本堂にて始まると、荒行中に鍛え抜かれた志叶師の力強い読経の声と木剣の音が堂内に響き渡った。
式後の挨拶では、自身の力だけでなく檀信徒と寺族の祈りのおかげで無事に成満できた感謝を述べ、これからが本当のスタートであると決意を新たに益々の精進と寺門への報恩を誓った。
2023年2月21日号
鳥取 松平智海師帰山報告式
【鳥取】2月21日、米子市妙本寺(松平智泉住職)に於いて、第初行を成満した松平智海師の帰山報告式が執り行われた。式には僧侶檀信徒約80名が参列した。寒空の下、成満した9名の行僧と共に唱題行列。多くの檀信徒・寺族が出迎え無事帰山した。帰山後は水行式、報告式が行われた。智海師の鍛え抜かれた読経の声と木剣の音が堂内に響き渡った。
式後の挨拶では、涙で言葉を詰まらせながらも檀信徒をはじめ、寺族、両親、多くの方に支えられて成満出来たことへの感謝と今後益々の精進と寺門への報恩を誓った