全国の通信記事
2024年3月5日号
愛知尾張・中部教区檀信徒研修道場を開催
【愛知尾張】3月5日から6日にかけて、岩倉市長遠寺に於いて、中部教区檀信徒研修道場が開催された。今年度は尾張宗務所の担当で、中部教区各管区より合計44名の檀信徒が参加した。1日目の第一講では伊丹理惠師(京都市尊陽院内)が講師として登壇し、アーティスト・設計士と共に空き寺であった尊陽院を再建していく過程の話やそこで感じた想いを交えながら、「過去に縛られたり、未来を不安に思うのではなく、自身の心に素直になって今何をするべきなのかという事に目を向けて欲しい。」と語った。第二講では三大寺聡温師(犬山市妙感寺住職)が「菩提寺読本 お寺は誰の為にあるの」を題材に、宗門の歴史やこれからの社会における寺院と僧侶の在り方について語った。その後宿泊先のホテルにて夕食をとり、参加者同士で懇親を深めた。2日目の第三講では則武幸嗣師(あま市泉龍寺住職)が第二講に引き続き、「菩提寺読本 お寺は誰の為にあるの」を題材に、法華経と日蓮聖人の教えについて語った。講義終了後には、唱題行がおこなわれ参加者の力強い声が堂内に響き渡り、2日にわたる檀信徒研修道場は滞りなく終了した。
2024年3月2日号
大阪市 檀信徒研修会
【大阪市】3月2日(土)午後1時半より、大阪府社会福祉会館に於いて令和5年度檀信徒研修会が大阪市宗林寺住職有本智成師を講師に『身延期に於ける日蓮聖人の歩みと教え』と題して行われた。
研修会開催に際し、下土井龍永宗務所長、武田家治檀信徒協議会長より挨拶があった。第一講(午後1時45分~午後3時)では、身延御入山の目的について監視黙諫・本地実践・法義述作・門下教育の4項目に分け、詳しく、丁寧にお話頂いた。第二講(午後3時20分~午後4時50分)では門下に宛てた御遺文を紹介しながら身延山での生活や師弟教育、各地の檀越への信仰増進の為の御教示の様子等を分かりやすくお話頂いた。研修会に参加した60名の人々は日蓮聖人の、時に優しく、時に厳しいお導きに、深い感銘を受け、日蓮聖人への想いを新たに帰路についた。
2024年2月28日号
静岡中 法華和讃振興会合同研修会
【静岡中】静岡県中部法華和讃振興会(小池隆通会長)は、2月28日に合同研修会を富士宮市大鏡山本光寺(斉藤尚美住職)にて開催し、僧侶檀信徒約 80名が参加した。
元日に被災した能登半島地震の被災者の冥福を祈ると共に1日も早い被災地の復興を祈り「追善歌題目」の歌い合わせの後、書道や舞台で活躍する木村久美子さんによる一人芝居「蜘蛛の玉が虹色に光るとき」が行われた。それぞれの人物の心情を朗らかに語り、日常の幸福と喪失の妙境を表現した朗読に参加者は深く感銘を受けていた。小池会長は「既に戴いているがつい見逃してしまうもの、日々の当たり前が当たり前でなくなる事などの大事な事を伝えていただけました」と感謝を述べた。