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2022年4月28日号
千葉東 檀信徒研修会「日蓮大聖人立教開宗慶讃法要」
【千葉東】4月28日に多古町文化ホールを会場に、日蓮宗千葉県東部宗務所(冨永観瑞宗務所長)と管区檀信徒協議会(宇野裕会長)の共催にて、
檀信徒研修会「日蓮大聖人立教開宗慶讃法要」が開催され、僧侶檀信徒約200名が参加した。
本年で第770年を迎えた立教開宗と、清澄寺日蓮大聖人銅像建立100年の慶讃のため、
ご聖日の4月28日にあわせて感染防止対策を徹底して開催された。
はじめに、和讃普及会による「日蓮聖人奉賛」の中の立教開宗を抜粋した和讃の奉納があり、
続いて遠藤正之檀信徒協議会副会長の挨拶にて開幕した。
次に、一龍斎貞鏡講談師による「日蓮大聖人御一代記 立教開宗」と題した講談が行われた。
立教開宗を中心にした御一代記と、時に笑いも誘う話も加え、メリハリのある口調で参加者はあきることなく講談に聴き入っていた。
法要では、冨永観瑞宗務所長導師・管内僧侶多数出仕にて「日蓮大聖人立教開宗第770年慶讃法要」と「自然災害復興祈願法要」が厳修された。
法要では、立教開宗を慶讃する為に対揚も行われ、土屋賢史声明師会会長が対揚導師を勤めた。
檀信徒協議会役員による代表焼香の後、三谷恵乗修法師会会長が修法導師を勤めた復興祈願の修法をし、祈りの言葉を全員で唱えた。
唱題では参加者全員でお題目を唱え、立教開宗と銅像建立100年の慶讃と、自然災害復興祈願、さらにはコロナ禍と紛争の早期終結と世界平和を願った。
最後に冨永観瑞宗務所長が閉会の挨拶をしたのち、法要出仕者全員起立し会場に向かい共にお題目を唱え合って閉幕となった。
日蓮大聖人の生き方を学び、今を生かされている私たちが「命」のありがたさを再確認し、感謝と幸せを感じた檀信徒研修会となり、参加者も感動されていた。
2022年4月17日号
山梨1 女性研修会
【山梨1】山梨県第一部檀信徒協議会(望月明会長)と山梨県第一部宗務所(望月海俊所長)主催による「女性研修会」が、四月十七日(日)身延山久遠寺(内野日総法主)講堂にて開催され、コロナ対策がとられる中、およそ六十名の檀信徒が参加した。
今年度は林是恭師(身延端場坊副住職 身延山宝物館学芸員)を講師に迎え、『身延の日蓮大聖人~身延山に遺された日蓮大聖人の足跡』と題した講話が行われた。講話ではプロジェクターを使いながら、文永十一年(一二七四)五月十七日に波木井実長公が日蓮大聖人をお迎えし対面したとされる逢島(おうしま)の遺跡から始まり、今日まで身延山内に伝わる日蓮大聖人ゆかりの地や行事等が紹介された。講話終了後、参加者から「これまで見落としていた大聖人の足跡を知ることができました。」「あらためてお参りしたい。」との感想が聞かれた。
正午からは山梨県第一部法華和讃信行会による法華和讃奉詠がおこなわれた。
2022年3月17日号
大阪豊能 第86回「一日研修道場」
【大阪府豊能】宗務所主催、檀信徒協議会が後援する第86回「一日研修道場」(昭和56年以来、年2回開催)が3月17日、能勢町蓮華寺で開催され、檀信徒34人が参加。
午前9時開式、法味言上に続いて、常任布教師の植田観樹師の講義「いのちに合掌『法華経の行者 日蓮聖人』」を聴講。
書写行の後、桑木信弘師を講師に迎え、「自他を癒やすお題目」と題する法話を聴聞した。
桑木師は、災害や飢饉の時代を生きた日蓮聖人の御遺文を通して、先行きが不安なコロナ禍を生きる上での考え方を示し
「我が身の仏を呼び起こすお題目を唱えることで、人と人がその仏を繋げていき、この世界にお互いを癒し合う霊山浄土が生まれる」と説いた。
今回の研修道場に対し桑木茂光宗務所長は「ポストコロナにおける行事のありかたはこれからも考え続けなければならないが、開催できる運びとなったのはひとえに信仰厚い参加者のご協力のおかげです」と感謝の意を表した。
また今回で研修30回を修了した井頭唱子さん(法性寺檀徒)、東登喜江さん(法性寺檀徒)、橋本裕子さん(圓珠寺檀徒)が表彰された。桑木所長から記念品の扁額と「一心精進一心見佛・不退の修行を賞讃いたします」との祝辞が送られた。