全国の通信記事
2020年11月30日号
静岡中・修法師会で冬期読誦会
【静岡中】静岡県中部修法師会(黒﨑政秀会長)は11月30日、管内富士宮市東漸寺(黒﨑政秀住職)にて冬期読誦会を行った。コロナ対策として出仕者の制限をもうけ、会員18名が参加。法要ではマスクとフェイスシールドを着用し、コロナ禍早期収束と闘病する患者さんへの当病平癒、併せて医療従事者への身体健全を祈願した。黒﨑会長は、年末年始は祈祷会が多くなる時期なので、感染対策に十分留意し、安全への工夫をして修法をしてもらいたい。お寺にいる時間が増えた今だからこそ、檀信徒とゆっくり話をして結びつきを強め、一丸となってコロナウイルスの危機を乗り越えてほしい、と話した。
2020年10月29日号
奈良 第52回護法大会・公開講座
【奈良】宗務所(木村泰存所長)は10月29日にやまと郡山城ホールで「第52回護法大会・公開講座」を開催し、約90名が参加した。
はじめに管内僧侶総出仕で日蓮大聖人第739遠忌御報恩法要が営まれ、御報恩と御先祖供養の塔婆が読み上げられた。
続いて「日蓮宗のお葬式」というテーマで公開講座が行われた。
公開講座とは県内で活動する各会の活性化と未信徒の教化を目的として始められ、2回目となる今回は声明師会の会員が舞台に棺を置いて実際のお葬式の次第に則り読経や作法を行い、その意味や目的を解説した。
また一般にエンディングノートと言われるものを改良し会員が作成した「私の覚え書き」というノートが配られ、誰もが進んでいく生涯について改めて学んだ。
講座を始める前には、希望者が実際に棺に入る体験も行われ、「改めて人生を考えるきっかけになった」、「大切に生きていこうという思いを強くした」などと様々な声が聴かれ、めったに経験することのない貴重な1日となった。
2020年10月28日号
栃木 檀信徒統一信行会
【栃木】10月28日さくら市妙福寺(野澤壯監住職)において、日蓮宗栃木県宗務所主催の檀信徒統一信行会が開催され、管内より16人の檀信徒が参加した。開催にあてっては、新型コロナウイルス感染症対策として日程の短縮や、参加人数の制限、テーブルや椅子の消毒、各場所に手指消毒スプレーの設置、入場時の検温など出来る限りの対策をした。開会式では、横山真康宗務所長(日光市慈眼寺住職)から、昨年台風で延期となった経緯や台風時の活動、コロナ禍においても大切な檀信徒統一信行会に参加してくれたことへの謝辞があった。続いて齋藤高藏日蓮宗栃木県檀信徒協議会会長は御降誕800年に向けて勉強していきたいとの抱負を語り、会場寺院住職である野澤壯監上人は妙福寺の縁起を話した。その後、藤﨑善隆上人(栃木県声明師会会長)のお釈迦様についてもう一度基礎から学ぼうと、初転法輪や四諦八正道の講話があった。また、会場寺院住職であり、布教師会会長でもある野澤壯監上人による高座説教として、一心欲見仏不自惜身命をテーマに阿仏房登詣の弁が披露された。最後に教師と参加者でともに法要を執り行い、御宝前に報恩感謝の誠を捧げた。(髙橋法靖通信員)