全国の通信記事
2023年5月29日号
佐賀 婦人部統一信行会
【佐賀】5月29日、小城市のゆめぷらっと小城で、佐賀県宗務所主催の婦人部統一信行会が開催され、県内の僧侶檀信徒130人が参加した。開会の後、大野
真如師(一般社団法人あまね代表理事、佐賀・勝嚴寺)による講演、その後、管区青年会長藤井智孝師による唱題行研修が行われた。
講演では、「重症児と地域で最後まで暮らす」のテーマのもと、なぜ自分が重症児と共に生きるのかということについて、宮澤賢治や綱脇龍妙上人を例に挙げ、実践する宗教者でありたいからと述べた。また、実践する宗教者の、実践するとは但行礼拝、すなわち人間礼拝すること、人間礼拝とは人間を尊重することであり、困っている人を見捨てないこと、これが仏道修行であると述べ、重症児が住みやすい地域をつくることが出来るよう、これからも挑戦を続けていくという熱意を示し、講演を終えた。
2023年4月28日号
佐賀 寺院総代統一信行会
【佐賀】立教開宗の聖日である4月28日、小城市の市民交流プラザ『ゆめぷらっと小城』において、2年ぶりに佐賀県寺院総代統一信行会が開催された。
コロナウィルスが流行してから、中止や規模縮小をしていた統一信行会であったが、行動制限が緩和される中で、久しぶりに県内全寺院参加という形で行われた。
ゆめぷらっと小城の大ホールを、ゆったりと広く使用し、僧侶・檀信徒合わせて、100人以上の参加者が集まった。
まず最初に、佐賀県宗務所長を兼ねる九州本山松尾山光勝寺の松島日應貫首と共に、お経を唱え、団扇太鼓でのお題目修行に励んだ。
法味言上の後、京都府教法院の三木天道上人による法話が行われた。
三木上人は、今のコロナウィルスで混乱している世の中が、日蓮聖人当時の世相と似ていると説かれ、
だからこそ「立正安国論」の精神を、日蓮聖人の教えを大切にすべきだと示された。
また、世界ではこれまで、「西洋物質文明」と「東洋精神文明」がお互いに入れ替わり、新たな文明・時代を築いてきたという事実を述べ、これから来るであろう「法華精神文明」を説明された。
間もなく迎える釈尊滅後3000年の精神文明時代に、法華経・お題目を持つ、我々日蓮宗信徒の役割は大きなものになると、聴聞者に向けて、更なる精進・お題目修行を勧められた。
その後、休憩を挟んで後に、檀信徒協議会総会が開催され、各種報告や質疑応答が行われた。
天候にも恵まれた中で、久々に顔を合わせた参加者達は、懐かしく、穏やかな雰囲気の中で、これからのお題目信仰に向け、決意を新たにしたように感じられた。
佐賀 寺院総代統一信行会
【佐賀】宗務所は、小城市ゆめぷらっと小城で立教開宗のご聖日である4月28日、寺院総代統一信行会を開催し、僧侶檀信徒約150人が参加した。
はじめに松島正英所長を導師に法味言上を行い、参加者と共に唱題行を行った。
講演は、京都府教法院住職三木天道師が「法華精神文明の到来」と題し、「現在の文明は西洋の物質文明で物による豊かな時代だが、世の中は天変地異、疫病、戦乱の渦巻く鎌倉時代と同じ様相。しかし次の文明の中心は東洋の精神文明で、しかも日本が中心である。その文明は心の豊かな時代となる。その文明を支えるのは法華経の世界で、法華の精神が元となればあれば幾多の困難も乗り越え、争いも無い世界となる事ができます。皆様には数十年後に到来するであろう法華文明の為に、子孫にお題目を繋げて頂きたい」と話した。
その後、檀信徒協議会総会が行われ議事が承認され、新しい体制でスタートを切った。