全国の通信記事
2019年11月26日号
青森 歳末助け合い唱題行脚
【青森県】令和元年十一月二十六日、平川市法華寺(奈良義厚住職)が日々布教専心する地に於いて、青森県社会教化事業協会(津軽随至会長)主催のもと「歳末助け合い唱題行脚」が遂行された。当日は平賀公民館より約七キロの道のりを、参集した有志会員二十数名により団扇太鼓を手に平川の地へお題目を響かせた。途中奈良住職と檀信徒数十名が待つ町居法華寺へより、御宝前へ法味言上を捧げ、奈良住職の御礼の言葉と温かな飲み物、檀信徒の笑顔に鋭気を養った。平川市は町を抜けると岩木山を正面に林檎畑が雄大に広がる地で、普段であればこの時期は寒風が容赦なく吹き付けるのだが、この日は仏天の加護に見舞われ温かな気候の中無事に完遂することが出来た。集められた浄財は十万六千五百十三円となり、平川市の社会福祉協議会と日蓮宗で勧募を募っている台風十五号・十九号被害の災害義援金へ寄付された。
2018年12月9日号
北海道南 歳末助け合い募金
【北海道南】青年会と西部青年会は12月9日、小樽市内で歳末助け合い募金を行なった。
2青年会の合同で毎年12月に南部、西部管内で順番に開催しており、今年は20名が小樽駅前交差点で募金への協力を呼びかけた。
寒波の影響で気温は-5℃、時折雪が舞う中にもかかわらず多くの人が足を止め、107,140円
の浄財が寄せられた。後日北海道新聞社へ寄託した。
2018年12月8日号
山梨3 歳末助け合い唱題行脚
【山梨三】12月8日、山梨県第三部宗務所(岡本正富宗務所長)・同檀信徒協議会(石川俊幸会長)は南アルプス市荊沢法泉寺(米木義晧住職)を出発地に毎年恒例の「歳末助け合い唱題行脚」を行った。
開催当日、出発会場となった法泉寺には管内教師、檀信徒合わせて約200名の参加者が集まった。暮れに近づくにつれ寒さが増してきてはいたものの、当日は青空が広がり、気温が暖かく、毎年参加されている参加者の中にはいつも以上に張り切っていた方々もいた。
開会式では始めに宗務所から行脚をするにあたっての注意事項あり、続いて檀信徒協議会の石川俊幸会長が挨拶で、「毎年行われている歳末助け合い行脚ではございますが、今年も寒くても素晴らしい天気に恵まれなによりです。日蓮宗で唱える世界平和、そして助け合いの精神というものを、参加の檀信徒の皆さんと共に行動に表す日でもある。今日は皆さま方と共にこの思いを弘めていきたいと思うので、元気にお題目を唱えて参りましょう。」と今回の行脚に対する想いを述べた。
参加者から成る長い隊列は教師と檀信徒の代表が掲げる赤、青、二旗の玄題旗を先頭に出発すると、それぞれが被災地や世界平和への想いを胸に、力強くお題目を唱え、歩みを進めた。
今回の行脚では南アルプス市落合地区の成妙寺、経石寺(雨宮通一住職)、法善寺(望月顗幹住職)の3カ寺にて休憩をとり、出発点の法泉寺まで戻る、約4キロメートル弱の行程を二時間半かけて練り歩いた。
唱題と団扇太鼓の音に誘われ、沿道には募金を寄せる近隣住民が数多く出ており、中には遠くの方から駆け寄ってくる方もいた。
参加者の中には、「被災地の早期復興や被災者の方々に対して祈りを込めてお題目を唱えているつもりだけど、気付くと自身の心がスッキリしていて、自分が一番救われている気分になる」と述べられた方もいた。
温かい声をかけられた参加者たちは、その声に応えるように、最後まで元気一杯にお題目を唱え、充実した気持ちで行脚を終了した。
今回の唱題行脚と、9月、10月、11月開催された統一信行会、朝粥会、第三部社会教化事業協会(中村義恵会長)、各寺院で集った義援金を合わせた寄付金は100万970円集まり、今回は北海道地震、西日本集中豪雨の被災地へと宗務所職員、檀信徒協議会役員の手により、公益財団法人「山梨YBS厚生文化事業団」へ寄託された。