全国の通信記事
2023年6月17日号
神奈川3 身 延山開創750年慶讃団参
【神奈川3】神奈川県第三部宗務所(山崎浩道所長)は六月十七日(土)、十八日(日)の両日、身延山開創七百五十年慶讃団体参拝を執り行った。教師・檀信徒合わせて六十六名が参加し、開創七五〇年という節目の年に一泊二日、貴重な一時を身延で過ごした。十七日、平塚方面小田原方面の各集合場所からバスに乗車し、一行は予定地である身延山久遠寺へ時間通りに到着。大本堂前で号車ごとに記念写真撮影を行い、客殿において昼食を取った。昼食後、大本堂にて午後一時より伝承法要に参列。 伝承法要は身延山の支院で伝承されている法式で宗定法要に比べ半音低い声明や、入堂前や式中に伽陀を唱えるなど身延独自に伝承されてきた法要で、毎年六月に大本堂において厳修されてきた。本年も身延山第九十二世・内野日総法主猊下大導師のもと、本堂を埋め尽くす参列者が日蓮大聖人に報恩のお題目を大音声で唱和する姿が見られた。法要の後、続けて大本堂において兵庫県妙興寺の倉橋観隆師による御代講(高座説教)が行われた。十五時からは常唱殿に移動し、一龍齋貞鏡師による講談、柳家 㐂三郎両師の流暢な語り口に一同は時を忘れ聞き入った。その後、岸之坊・武井坊に分かれて夕食を取り、二十時からは各坊にて茶話会が行われ参加者は懇親を深めた。翌十八日、一行は四時起床の後、久遠寺朝勤に参列。各坊へ戻り朝食を済ませた後、総門から常唱殿まで行われるご入山行列の見学を行った。お題目の唱和から始まり、ほら貝や笛・太鼓の音色が鳴り響き、お万の方や四条金吾などの篤信に扮した人々や万燈の行列、散華が舞い散る優美な光景に目を奪われた。十一時からはの身延山開創七百五十年慶讃法要を締めくくる御草庵法要に参列。普段立ち入りが制限されている御草庵に毛氈がしかれ、日蓮大聖人が身延ご入山の年に認められた無量世界大曼荼羅御本尊が掲げられた。持田日勇総務御導師のもと、七五〇年の時を超え大聖人を偲び報恩感謝の誠が捧げられた。昼食の後、大本堂において俳優の若村麻由美さんによる「養珠院お萬の方」の朗読、続けて小澤庶務部長との対談が催された。感情のこもった語りや普段聞くことのできない俳優業の話を拝聴し大変貴重な時間となった。その後は門前商店街にて散策し、一行は身延への想いを馳せ無事帰路に着いた。
2023年6月16日号
島根 団体参拝・京都と身延へ
【島根】島根県宗務所が6月16日から2泊3日の団体参拝を実施した。僧侶檀信徒約30名が参加、京都市内の本山2寺院と身延久遠寺に参拝し報恩の誠を捧げた。一行は17日の身延山開創750年慶讃大法要にも参列した。参加者の一人島根県檀信徒協議会・川神清孝前会長は、「日蓮大聖人ご入山750年のご聖日に行われた特別法要に参加させて頂き、雅楽や青年僧による太鼓を撃つ姿に感動を覚えました。聖地にて日蓮聖人苦難の日々を思い浮かべると同時にこの貴重な経験を活かし、より一層宗門運動に尽力して参りたいと思います。」と語った。また、新間宗務所長は、「檀信徒とともに参詣出来たことを大変有難く思いながら帰ってきました。お題目の仏縁を親から子へ子から孫へ相続出来るよう、檀信徒とともに異体同心でこれからも布教に邁進することを強く感じた団参でした。」と語った。
2023年5月20日号
神奈川1 新潟・佐渡特別団参
【神奈川1】5月20日~22日の3日間、川崎市法田寺(岸顕崇住職)主催 ・川崎立正会(内海惠俊会長)協賛による「新潟・佐渡特別団参」が行われた。法田寺では毎年団体参拝を行っていたが、新型コロナウイルス感染症の影響で3年ぶりの開催となった。宗祖佐渡法難750年を偲ぶと同時に、一昨年末に本堂等を焼失した一谷妙照寺への支援を兼ねて企画され、川崎立正会の霊跡参拝も兼ねる形となり、僧侶・檀信徒26名が参加した。
妙照寺では鈴木浄元貫首導師による法味言上ののち、妙照寺の縁起、境内の現況と復興状況の説明を受け、在りし日の妙照寺の光景にそれぞれ思いを馳せた。また、川崎立正会からの復興支援金百万円の目録が内海会長より鈴木貫首に手渡された。
3日間で妙照寺をはじめ松ヶ崎本行寺、真浦波題目碑、宮川本光寺、本山妙宣寺、本山根本寺、史跡実相寺、佐渡日蓮大聖人銅像、寺泊法福寺、村田妙法寺等に参拝。それぞれの寺院で温かいおもてなしを受け、僧侶も檀信徒も懸命に御題目をお唱えした。合間には観光も楽しんだ。団参を1から企画、手配した岸住職は「百聞は一見に如かず。団参でしか味わえない魅力が沢山ある。限られた時間を有効に活用することができた。川崎立正会に協賛いただいたことで例年以上に有意義な団参となった。来年も実施したい」と総括し、参加者に感謝の意を表した。