全国の通信記事
2022年3月26日号
大阪三島 佐渡島霊跡参拝
【大阪三島】大阪府三島宗務所(阪田兼光所長)は3月26日(土)~28日(月)に佐渡島霊跡参拝を行った。参加者は僧俗合わせて30名。今年は法開顕の書である如来滅後後五百歳始観心本尊抄の御述作750年の記念の年のため佐渡島の三本山への参詣を行った。
初日は新幹線やジェットフォイルに乗り継ぎ移動の1日となった。
2日目は月氏国へと御相貌を向けられている佐渡日蓮聖人大銅像に参詣、その後、阿仏房日得上人御屋敷を起源とする本山妙宣寺、聖人の赦免が伝わる矢島・経島、人開顕の書である開目抄御述作の本山根本寺へと参詣した。
3日目は残念ながら昨年12月6日に4棟を焼失された本山妙照寺へと参詣し、今回参加が叶わなかった各寺院や檀信徒からの見舞いも含め早期の復興を祈念した。
参加者からは3本山への参詣が叶い、一生の記念になったとの声が寄せられた。
2021年11月25日号
千葉東 寺庭婦人会が団体参拝
【千葉東】11月25日、令和元年の自然災害に より被災し本年復興事業を完了した香取市苅毛実相寺(冨永観瑞住職代務)に管内寺庭婦人会(竹中通子会長)が参拝し、読誦唱題の後、実相寺の縁起や被災より復興事業完成までの話を聞いた。
檀家13件の寺ではあるが、常葉檀林として栄えた寺院の威厳を保つため、奉仕作業を幾度も行い、宗門よりの義援金や見舞金や建物共済見舞金などを有効活用して時代に合わせた改修事業を行った。
檀信徒の葬儀や法事に活用しやすく段差を少なくして、維持管理がしやすいように畳を無くしフローリングやカーペット敷きにして、正座をしなくて良い形にしたとの話を聞き、寺庭婦人として各寺院の今後の寺院維持管理や活用法として注意深く耳を傾けていた。続いて庫裡にて、住職代務者である冨永観瑞宗務所長より現状の管区事情の説明を受け、寺庭婦人会ばかりで無く、全寺院が高齢化や人員不足である現状を学んだ。
今回のように如何にして今までの活動を継続出来るか、考えて行動し続ける事こそ、水の流れを止めず不毛の地にしない秘訣であるかを共に学んでいた。
2021年11月21日号
静岡東 団員20人で祖廟輪番奉仕
【静岡東】11月21日(日)、静岡県東部宗務所(安藝栄修宗務所長)は管内の僧侶・檀信徒250名の思いを携え、感染症対策をとりながら団員20名にて身延山に登詣し、祖廟輪番奉仕を行った。
当初は檀信徒を伴っての輪番奉仕を献灯していたが、全国的な新型コロナのまん延により、昨年はインターネット中継を用いた参拝、本年は代表団による参拝となった。
この日は晴天で、絶好の参拝日より。身延山内の木々は秋色に染まり、日曜日ということもあって、一般参詣者の姿も多かった。
身延山久遠寺旧書院にて、内野日総法主猊下より輪番御導師の委嘱を受けた。委嘱式の後、法主猊下のご高配を賜り、登詣した団員との記念撮影が行われた。
昨年同様、管内寺院教会結社及びその檀信徒に賛同という形で輪番奉仕者を募った。浄財と名簿は代表団が持参し、賛同者御芳名は御真骨堂に於いて宗務所長が奉奠した。
◆奥之院思親閣へ
御真骨堂(ごしんこつどう)にて輪番奉仕法要を終えた後、午後からは奥之院思親閣(おくのいん ししんかく)へ登詣した。
思親閣の御開帳、大孝殿での唱題行を経て、往時の日蓮大聖人を偲びつつ、千葉小湊の方向を向いて全員で自我偈・御題目をお唱えした。
輪番後、安藝栄修宗務所長は
「本年も、多くのご賛同を賜り輪番奉仕を無事勤めることができました。
ようやく、日本または世界で様々な活動が行われてくるようになりましたが、未だ開催を断念する事業も多くあります。そのような中、当宗務所は中止ではなく、代理参拝による実現に舵を切ったのは、今後様々な制約が解除される時に、日蓮大聖人へのご給仕の心を途切れているようなことがあってはならない。その一心からであります。
大聖人は、全ての人々を助けたいとの思いから幼き頃より一切経典を修学され、お釈迦様の真実の教え『法華経』の大事を我々に遺されました。
日蓮大聖人は『波木井殿御書』のなかで「身延山は9年間、心安く法華経を読誦させていただいた山なので、例えどこで死ぬことがあっても、墓は身延山に建ててください。とこしえに私 日蓮の心は身延山に住んでおりますから(意訳)」と述べられております。
私たちは大聖人に連なる門弟・檀信徒として、久遠実成のお釈迦さまから日蓮大聖人へと続いた「御題目の心」を護り伝え、「全ての人々が安穏な心持ちで生きていく世界の実現」を目指さなければいけません
その誓いを大聖人にお伝えする機会の一つがこの輪番奉仕であります。
檀信徒のみなさまと共に、日蓮大聖人棲神の霊地で御題目をお唱えできる日を心より期待しています。」