全国の通信記事
2024年3月10日号
京都1 本山 本満寺伊丹瑞栄師晋山式
【京都1】令和六年三月十日(日)、京都市上京区の本山 本満寺(廣宣流布山 本願満足寺)に於いて、第六十四世 瑞相院日顕(伊丹瑞栄)上人の法灯継承式が、身延山久遠寺持田日勇法主猊下、田中恵紳宗務総長などの来賓各聖、また僧俗約二百名が参列する中、厳かに営まれた。
晋山にあたり、伊丹日顕貫首は奉告文の中で身延山中興のの重乾遠の三師や、師範である本満寺第六十二世伊丹日章上人の功績に触れ、「恩山の一塵徳海の一滴に粉骨を以て謝するがごとき思いであり、後席を拝するにその責任の大いなるを感ずるも、其の身文字通り浅学菲才にして得る処無く、其の任に有らざれども、本日御来駕の各御尊聖の御指導御鞭撻と、有縁の檀信徒各位の御協力を請い願いて、微力乍ら報恩の誠を盡す覚悟なり」と御宝前に申し上げられた。
2024年3月3日号
愛知名古屋 名古屋市壽元寺で入寺式
【愛知県名古屋市】春の足音を感じられる3月3日、名古屋市東区にある壽元寺では、教師・檀信徒約200人が見守る厳粛な雰囲気の中、第29世石垣一鳳上人より、第30世石垣鳳徳上人へと法燈が継承された。
一鳳上人は、平成19年より壽元寺の住職を務められ、現在は隣接する法華寺の住職を務める。また平成24年より名古屋市宗務所協議員議長、平成28年より名古屋市宗務所長を務められ、宗門の発展に尽力された。謝辞では「長い歴史のある壽元寺の法燈を弟子に継承できて嬉しく思う。今後も変わらぬ御指導、御鞭撻を宜しくお願いします」と述べた。
新住職の鳳徳上人は仏祖三宝への奉告と共に、佛祖への給仕、寺門興隆の誓いを述べ、「壽元寺の『壽』は『寿』の意味で、めでたいことや幸せな気持ちのこと。『元』は『始まり』のことで、名前の通り来た人が仏様の教えにふれ、幸せな気持ちになって帰れるようなお寺を目指したい」と決意を述べ、檀信徒らは温かい目で見守っていた。
2024年2月23日号
岡山 岡山市中正院で法灯継承式
【岡山】2月23日(金)岡山市北区庭瀬の中正院で午前11時より第24世 濱田恵王師から第25世 濱田恵康師への法灯継承式が営まれ、僧侶檀信徒約60名が参列した。連日の雨で檀信徒も天候を心配されていたが天のご加護もあり当日は一転、雨雲は消え予定通り檀信徒との行列から順調に行われた。本堂前に到着後は檀信徒による万灯の奉納も行われた。
また、新住職恵康師の入山奉告文では師父の49年間の檀信徒との歩みや本堂屋根の修繕の偉業を述べられ、自身は檀信徒をはじめ多くの諸先輩方からの御恩を深く思い起こして報恩に邁進すること誓われた。
恵王師は中正院を退山後も先師の遺訓に倣い了性寺の住職となり檀信徒教化に努められる。最後に新住職 恵康師は、気軽に立ち寄れ、相談できる寺院運営を目指すことを誓われた。
宗務所長からは、「住職になると自分があたかも偉くなったかのように勘違いに陥る事があるが檀信徒あっての住職であるということを肝に銘じ周りに感謝すること、間違ったことは素直に謝ることを忘れないでほしい」と住職の指針を示された。