全国の通信記事
2023年8月26日号
香川・修養道場サマーキャンプ
〔香川〕高松市妙覚教会(佐々木義淳 泉立寺住職)において、八月二十六日、令和五年度第十七回日蓮宗香川県宗務所主催の修養道場サマーキャンプが行われ、僧侶・檀信徒約二十名が参加した。
修養道場サマーキャンプを始めるに先立ち、まず、石倉敬之所長(日妙寺住職)より挨拶をいただいた。
午前中は、参加者達は自分達で自我偈の経本を作成し、お経練習を行った。また、団扇太鼓と太鼓の練習と焼香の練習も行った。参加者達は、ものすごく興味を示していた。
午後からは、香川県の防災センターへ行きました。映像体験コーナーでは、防災をテーマとした映像により、防災の心構えを学びました。消火体験コーナーでは、火災映像に消火器などを使って、消火体験をしました。暴風体験コーナーでは、風速三十メートルまでの暴風を体験しました。煙避難体験コーナーでは、煙を充満させた建物内で、煙の中からの避難行動を体験しました。最近は、全国的に災害があり、また世界に目を向けても、増えてきています。今回の体験が参加者たちにとって、貴重な経験となりました。
夕勤で本日練習した団扇太鼓と太鼓を叩き、自我偈をお唱えした。
さらに、冨松尚央修法師会長が修法導師をし、参加した子供達や保護者に対して、学業成就・家内安全・身体健全・帰路道中交通安全を祈念して、修法師達による修法が行われた。
最後に、石倉敬之所長(日妙寺住職)より挨拶を戴き、令和五年度日蓮宗香川県宗務所主催第十七回修養道場サマーキャンプを締めくくった。
2023年8月22日号
愛知名古屋 青少年と青年僧の集い
【愛知名古屋】日蓮宗名古屋青年会(鈴木海頌会長)は8月22日から24日の3日間、岐阜県関市の法音寺泰山苑で「青少年と青年僧の集い」を実施した。
コロナ禍の影響で、宿泊を伴う形での開催は4年ぶりであった。小学2年生から6年生までの13人が参加し、テーマである「みんなのために、できること」を意識して3日間を過ごした。
数珠作り、カレー作り、ウォークラリーや様々なレクリエーション、テーマに関連したお話やグループワークを通して、協力し助け合うことの大切さを学んだ。
また、子どもたち一人ひとりが「振り返りシート」に3日間の目標を設定し、就寝前に自分自身の行動を振り返ることで、それぞれの目標に向かって3日間過ごすことができた。
参加した子どもたちは「疲れたけど、楽しかったからまた来年も来たい」と笑顔を見せていた。
2023年8月21日号
三重 第49回少年少女のための修養道場
【三重】8月21日~22日、三重県鈴鹿市鞠鹿野寺(前原誠伸住職)で、『第49回少年少女のための修養道場』が日蓮宗三重県青年会(前原誠伸会長)主催、日蓮宗三重県宗務所(三重県桑名市圓妙寺 加藤英明所長)共催のもと開催された。
毎年、三重県内の寺院を主会場とし小学生を対象におこなうこの修養道場。本年は上は小学5年生から小学2年生の10人が参加しての道場となった。
1日目、子供たちはお経や太鼓、仏前作法の練習を行い、夜はバーベキューや花火で夏を満喫した。秋が近づき鈴虫が鳴く夜の道をお寺から5分程の宿泊施設まで太鼓を叩きお題目を唱え行脚した。
2日目はタルトケーキ作りに挑戦した。講師には長年有名店でタルトケーキ作りを学び、9月にcafe蓮華(大阪府大阪市北区浪花町)をオープン予定の大谷由佳里さんを招いた。初めての缶切り体験から始まり、中には初めてイチジクを見るという子も居た。タルト生地をスポンジやクリームで満たし、オレンジ、モモ、ブルーベリー、キウイ、ブドウ等のフルーツを思い思いに飾り最後にナパージュを塗りつけ色とりどりのタルトケーキを完成させた。子供たちが作った分は家族と楽しめるようにお土産として持ち帰った。来年も参加したいと多くの感想が寄せられ充実した2日間の修行生活を楽しんだようであった。