全国の通信記事
2020年10月28日号
神奈川3 雅楽会が演奏会
【神奈川3】雅楽会(望月丈雄会長)は、十月二十八日(水)に小田原市地下街「HuRuNe 小田原 うめまる広場」の特設ステージにて雅楽演奏会を行った。
この演奏会は小田原市文化政策課が企画運営し、市内在住のジャンルを問わない演奏家を招き毎月開催「昼のミニコンサート」と題し開催しているもので、今回は同会が出演することとなった。当日は会場内の人数を制限し、検温、手指の消毒を行うなど感染症対策が講じられた。
十二時一〇分から約二〇分間演奏が行われ、壱越調音取・酒胡子・胡飲酒・平調音取・越殿楽の計五曲を演奏し、参加者は一同に雅楽の音色に聞き入っていた。
2019年11月9日号
高知 アンサンブルくらすとACT12
【高知】11月9日(土)南国市蔵福寺(齊藤隨理住職)で「アンサンブルくらすとACT12」が開催された。このアンサンブルくらすとは県内の金管楽器、木管楽器、打楽器奏者によって構成され、齋藤住職が団長を務めている。
18時30分本堂内をライトアップした幻想的な雰囲気のなか「東京オリンピック前回大会」のファンファーレで開幕し、演奏メンバーが入れ替わり全15曲を演奏した。また齋藤住職自身も自らアルトサックスを手に取り「G線上のアリア」を披露した。訪れた方からは「お経しか読まないイメージのあるお坊さんが、楽器を吹くというミスマッチがよかった」という声が聞かれた。
齋藤住職は「蔵福寺は1年に1度ライブハウスになります。普段何かと敷居が高く感じられるお寺に、どんなことであれ、足を運ぶ事に繋がってほしい」と語ってくれた。
2019年11月2日号
高知 秋のキャンドルナイト in 細勝寺
【高知】11月2日、高知県南国市の細勝寺(久保智教住職)にて、初の開催となる「秋のキャンドルナイト in 細勝寺」が行われ、約100名の参詣者で賑わった。
「秋の夜長を彩る、光と音の共演」をテーマとし、約400個のキャンドルが温かな灯で境内を照らした。
なかには地元小学生が「秋」を題材に描いたイラスト入りキャンドルが並び、子どもたちとの交流もなされた。
特設ステージではコンサートも催され、高知県青年団協議会長も務めるシンガーソングライターCHiHARUさんの歌声が響いたほか、高校の音楽教員で結成された管弦楽ユニット「のどカルテット」の演奏がキャンドルナイトに花を添えた。クライマックスには管内声明師による世界平和祈願声明法要も営まれ、声明によって幻想的空間を織りなすと共に、日本全国で勃発する災害で犠牲となられた方への供養も行われた。
久保師は開式にあたり「このキャンドルナイトが、普段あたりまえにある電気がいかにありがたいものかということを考えるきっかけになれば」と話し、高知県立大学の学生による「電気がない暮らし」と題した、災害による停電被害の深刻さも発表された。
参詣者は「日常というものの有難さを改めて考えた夜になった」「お寺というとお堅いイメージだったが、このようなイベントがあると知り気軽に行ってみようと思う」と語った。