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2023年12月10日号

岩手 保護猫譲渡会

岩手231225①【岩手】12月10、17日岩手県北上市で活動する保護猫団体「北のしっぽ」主催の保護猫譲渡会が花巻市・本妙寺(砂子田裕貴住職)で開催された。保護活動が周知されてきている事もあり、両日とも多くの来場があり、たくさんの猫達がトライアル後に譲渡された。

代表の蔵田玲理さんは「お寺での開催は初めてでしたが、とても落ち着いた環境で猫達も安心し、来場の方々も喜ばれていました」と話す。

本妙寺では墓地に捨てられていた子猫を保護した際に北のしっぽに依頼したのがきっかけで2年前から猫の預かりボランティア活動をしている。譲渡会を開催する会場探しにも苦心されていると聞き、お寺での開催を提案した。砂子田住職は「参拝の方々も譲渡会会場に寄り、保護猫達と触れ合う事で命の大切さを考える良い機会になったと感じています」と語った。なお令和6年1月にも開催予定。

2023年12月9日号

千葉西 修養道場同窓会

千西231213⑥【千葉西】12月9日13時半、本山藻原寺にて千葉県西部青年会が主催する「修養道場同窓会~イモ堀り、焼きイモ、凧作り体験~」が開催された。2歳から9歳までの参加者19名、保護者11名が僧侶と共に、土嚢で育てたイモを堀り、鉢植えを使ったイモの壺焼き、凧作りを体験し、最後に千葉西青年会名物、ボッチャで楽しんだ。イモ堀りでは大きなイモが出るたびに歓声が上がり、親子に笑顔が溢れた。続くイモの壺焼きに使うイモを吊るす道具作りには保護者も真剣になった。凧作りでは凧に絵を描き楽しんだ。ボッチャは簡単なルールで行った。子供達の一投一投に皆で歓声を上げて盛り上がった。最後には完成した焼き芋を皆で食べた。今回は青年会会長(近藤会長)の親子で昔ながらの遊びと、ボッチャを楽しんでもらいたいとの思いの元に開催された。参加した親子は「色々なことが体験できて楽しかった、また参加したい」と笑顔で帰っていった。

静岡中 本門寺堀が世界かんがい遺産

本門寺堀記念式典3【静岡中】大本山北山本門寺において、本門寺堀「世界かんがい施設遺産」登録を祝う記念式典が十二月九日、富士宮市主催により開催されました。駐車場南西角に建てられた記念標柱の除幕式も併せて実施されました。当日は生憎欠席となりました貫首猊下の祝辞を鈴木春雄執事長が代読され、本門寺堀が命の水を運ぶ水路のみならず、今日では生活に必要な電力をも作り出していることに触れ、時代を超え人々に役立つ本門寺堀を次世代へ引き継ぎで行くことを呼び掛けました。

「世界かんがい施設遺産」とは、建設から100年以上経過し、歴史的・技術的価値のあるかんがい施設が推薦・登録され、日本では2023年末までに51の施設が登録されています。

祝辞

日本第一の名山・富士山が世界文化遺産となり、本年十周年の節目の年に、本門寺堀(通称北山用水)が富士宮市をはじめ、関係者各位のご尽力を得て「世界かんがい施設遺産」として顕彰して頂きましたことに、当山よりまずもって感謝し、お祝い申し上げます。

須藤秀忠富士宮市長より、本門寺堀の歴史・いわれをご説明頂いたことと存じますが、この地に渇望されていた用水路が引かれて已来四百五十年余り、先師各位の護持丹精をもって本門寺堀は今日まで整備・保全され、市内広域まで拡張・延伸されており、新たな活用の場面も広がっています。

殊に、北山・山宮の地元民で長らく引き継がれている「北山用水運営協力委員」の皆様方には、改めて衷心より感謝申し上げる次第でございます。さて、水は生命の源でございます。この地域では用水が引かれる以前は、天水等をためて使うしかなく、水田稲作も当然のことながら苦難をしてきました。それを憂えた当時の貫首・第九世日出上人が家康公にその旨を申し出て、本門寺堀が実現されました。時を経て、今日では上水道が整備され、いつでも手軽に水が飲め、使えるようになっておりますが、この恵まれた環境の中で、命の水の大切さを改めて考え直したいものです。さらに、近年では本門寺堀北山用水は、安定した水量と富士山麓である地の利を生かして小水力発電所が数多く設置され、日本一であることを誇りに思っております。富士山本門寺堀発電所、三峰川(みぶがわ)本門寺発電所等、名称にも当山の名を冠して頂いております。生活水としてだけでなく、それが今や電気・エネルギーに変わり、市民生活に重要な役割を果たしているとを想うと、仏祖先師のご加護のたまものであると報恩感謝の念に堪えません。また、世界かんがい施設遺産登録の理由には、この用水路が「クリーン・エネルギー」にも活用されていることも高く評価されていると伺いました。二酸化炭素を排出しない、地球環境を汚さない発電という意味での「クリーン」つまり「綺麗なエネルギー」と理解しておりますが、この本門寺堀北山用水路、及び流れる水も、この先百年二百年と「クリーン」な姿で、次世代に引き継がれることを願う次第であります。結びに、本日の記念式典が当山境内で開催されたことに意義を感じ、富士宮市のますますのご発展をご祈念申し上げ、祝辞とさせて頂きます。南無妙法蓮華経

令和五年十二月九日

富士山 法華本門寺根源第四十九世 旭日重

 

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新年のご挨拶。

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