全国の通信記事
2021年11月7日号
静岡中 御殿場市久成寺でお会式法要
【静岡中】11月7日、御殿場市實成山久成寺(旭英樹住職)において御報恩御會式法要並びに落語家の立川志らら師匠による落語が披露された。
御会式では、新総代らによる献灯献香献花などがとりおこなわれ厳かな雰囲気の中、参列者は大聖人へ報恩感謝の祈りを捧げた。
法要後、今年で16回目となる志らら師匠の高座では、古典落語「猫と魚」「宿屋の富」が披露され参列者を楽しませた。
毎年披露する演目を変えているという師は「笑ったり接する機会が減る中でいろんな情景に触れる事を楽しんで頂けて良かった。旅行に行きづらい時期だからこその今日の演目でした。」と駆けつけた檀信徒や落語ファンのためにも末永く当地での寄席を続けていきたいと誓った。
兵庫西 お会式でカリンバの演奏会
【兵庫西】姫路市妙経寺(中村晋立住職)では、日頃よりお寺を地域交流の場として様々なイベントを開催している。
11月7日(日)には宗祖日蓮大聖人740年の報恩お会式に併せて、おてがるカリンバ協会のボランティアチーム「愛花梨」によるカリンバの演奏会が行われた。
カリンバはオルゴールのルーツともいわれるアフリカの民族楽器でありながら、親指ピアノといわれるように親指で簡単に弾く事ができ、子どもから大人まで幅広い年代に演奏されている。姫路市内でカルチャー教室を営む北村敏子氏が二年前にカリンバに出会い、美しい音色と容易弾くことが出来る手軽さから社会貢献にも役立つと考え、おてがるカリンバ協会を立ち上げた。楽器に触れたことがない人でも演奏できるように試行錯誤し、現在では協会内にボランティアチーム「愛花梨」を発足させ、会員相互の交流を深めながら、高齢者施設や子育てサークルにボランティアでの活動を続けている。
演奏の合間には参拝者もボランティアチームによる指導を受けて楽器に触れ、カリンバの美しい音色を体験した。初めて触れる楽器に皆笑顔があふれ、本堂内は和やかな雰囲気に包まれた。参拝者は「お寺に来ると色々な事が体験出来るので楽しい」と語る。最後には全員で「チューリップ」を演奏した。
中村住職は、「お寺が地域の人々の交流の場となれたらうれしい。今後も様々な行事を通じて皆様とのご縁を深めていきたいので、多くの人にお寺へ足を運んでほしい」と語った。
2021年11月1日号
島根 出雲市妙雲寺で法灯継承入退寺式
【島根】出雲市妙雲寺で11月1日、第19世 坂本圭祥師から第20世坂本圭洋師への法灯継承入退寺式と併せ御会式法要が行われ、僧侶檀信徒約80人が参列した。秋晴れの中、練り行列を行った後、式では圭祥前住職から圭洋新住職へ払子が継承された。
圭祥前住職は座右の銘である法華経従地涌出品第十五「学習我道法、昼夜常精進」の精神で妙雲寺住職の傍ら協議員議長、保護司会会長など宗門内外の要職を歴任。また総務部長として大本山誕生寺に奉職中は何度も島根と千葉を往復するなど「長きにわたり全うできたのは支えて頂いた檀信徒の皆様のおかげ。」と感謝の言葉を述べた。
圭洋新住職は力強く奉告文を読み上げ、「寺はもともとコミュニティの場。住職は変われど今まで通り、気軽に足を運んで頂けるような空間を目指したい。」と就任挨拶した。