全国の通信記事
2022年11月15日号
千葉北 市川市法華経寺でお会式
【千葉北】市川市法華経寺(新井日湛貫首)で11月15日~17日までお会式法要が厳修された。時期を合わせ境内で開催される骨董市を楽しみにする来場者を含め、多くの参拝者でにぎわった。また17日には天童音楽報恩会が営まれ約10人がお稚児さんとして参加し、かわいらしい装束で法要に華を添えた。行列開始の午後2時頃には暖かな日差しが降り注ぎ、保護者とともに稚児達は堂々と祖師堂までの道を歩いた。骨董市でにぎわう境内でも行列の様子を笑顔でカメラに収める姿が多く見られた。なかには慣れない装束に疲れたのか眠ってしまい母親に抱かれながら参加する姿も見られたが、参拝者は目を細め温かく見守っていたて。祖師堂での法要後には新井貫首より出仕への感謝の言葉と共に参加者1名1名に感賞状が手渡された。稚児として参加した近隣の幼稚園に通うという女児は「はじめての着物でうまく歩けるか心配だったが、お坊さんが優しく教えてくれ、最後まで頑張れました。」と話していた。
2022年11月13日号
大阪市 東大阪市蓮城寺のお会式
【大阪市】11月23日(水)、東大阪市蓮城寺のお会式で、日蓮大聖人立教開宗の紙芝居が上演された。この紙芝居は昭和30年代に高槻市圓通寺の井上龍温師(故人)がオリジナルとして多くの作品を製作し、龍温師の法嗣、圓通寺先代井上龍芳師の許可を得て、福島正堯師(大阪市恵光寺住職)が、オリジナルから何点か複製を作成し、法話の依頼を受けた寺院で公演している。蓮城寺ではここ4年間、小松原法難・龍口法難・佐渡法難・立教開宗の順に公演を行った。公演に先立ち、昭和の街頭紙芝居にならって、駄菓子を配布し、参詣者は法悦と共にノスタルジックな(郷愁感にひたる)ひと時を過ごした。
2022年10月15日号
神奈川2 葉山町本圓寺お会式
【神奈川2】葉山町本圓寺(小﨑龍延住職)で十月十五日、お会式が行われ、その中で小﨑住職から楠山泰延社教会長(横須賀市妙傳寺住職)を通じて全国社会教化事業協会(秋永智淳会長)へ災害協力金・浄財五万円が手渡された。
小﨑住職は本圓寺の住職になってからこれまでの十八年間、チャリティー寄席やお会式、信行会などで檀信徒から集めた浄財を、NPO法人T・M良薬センター(田代経量理事長)を通じて、カンボジアに井戸を寄贈したり、スマトラ沖地震の津波で心に傷を負ったスリランカの子どもたちにたくさんの本を寄贈したり、また、日蓮宗あんのん基金などに寄付するなど、世界各地・日本全国の被災地に支援の手を差し伸べてきた。
とくに、コロナ禍になってから今年を含めた三年間は、同寺が永年お会式で続けてきた「万灯・纏の練供養」や「お稚児さん」が中止になるなど、満足にお会式の行事ができないことを理由に、檀信徒からの浄財を全国社会教化事業協会へ災害協力金として寄付している。そんな小﨑住職の活動を見て、同寺の檀信徒も被災地・被災者を助けたいという強い気持ちを持っているという。
当日、お会式法要のあと楠山社教会長に災害協力金を手渡した小﨑住職は、檀信徒に向かって「皆さまからいただいた浄財を、全国社教会にお渡しします。被災地の瓦礫を撤去するスコップ代、不足しているお水の代金にでもなれば、ありがたいことです」と話した。