全国の通信記事
2023年6月1日号
千葉北・本土寺で布教研修所
6月1日、千葉県松戸市の本山本土寺に於いて、第60回日蓮宗布教研修所の入所式が行われた。
前日迄、天候不順の日が続いていたが当日は快晴に恵まれた。
本年度の研修員は7名。
6月1日より11月30日までの半年間、教職員と寝食を共にしながらさまざまな研修をします。
本土寺貫首の宮崎日純猊下が所長を務め
研修主任には李敏柱師。
敏柱師は挨拶の中で「誠意を持って、志を持って、熱意を持って、研修員を育てたい。」と熱く語った。
また、今回で会長を退く布教専修師会会長の山田恵祥氏からも「一人一人が自分をどう磨いて、自分をどう育てるのか。誰かに頼るのではなく自分の中で心を磨き、願いを磨き、多くの人を救うんだ。という志を持って研修に励んでほしい。」と激励を受けた。
これから始まる研修を前に緊張の面持ちの研修員たちだったが、熱意のある言葉を受け目を輝かせていた。
本土寺境内に色づき始めた紫陽花のようにこれからたくさんの学びと経験を積み行学の二道に励む。
半年後にはきっとそれぞれが綺麗な花を咲かせているに違いない。
2023年5月29日号
佐賀 婦人部統一信行会
【佐賀】5月29日、小城市のゆめぷらっと小城で、佐賀県宗務所主催の婦人部統一信行会が開催され、県内の僧侶檀信徒130人が参加した。開会の後、大野
真如師(一般社団法人あまね代表理事、佐賀・勝嚴寺)による講演、その後、管区青年会長藤井智孝師による唱題行研修が行われた。
講演では、「重症児と地域で最後まで暮らす」のテーマのもと、なぜ自分が重症児と共に生きるのかということについて、宮澤賢治や綱脇龍妙上人を例に挙げ、実践する宗教者でありたいからと述べた。また、実践する宗教者の、実践するとは但行礼拝、すなわち人間礼拝すること、人間礼拝とは人間を尊重することであり、困っている人を見捨てないこと、これが仏道修行であると述べ、重症児が住みやすい地域をつくることが出来るよう、これからも挑戦を続けていくという熱意を示し、講演を終えた。
愛媛 教師の会が読誦会
【愛媛】5月29日、愛媛県教師の会(八竹成奉会長)は、今治法華寺(愛媛県今治市中浜町4丁目118番地)にて読誦会を行った。
10名の僧侶が、法華経を読誦し、御宝前にて修法。また、法華寺御守護の諸天善神のご威光増益と開山以来歴世の諸上人の増円妙道となることを祈るとともに、久しぶりに行われた教師の会読誦会で読経できる喜びに浸った。これからも教師の会が活性化するように、愛媛県の日蓮宗寺院の教師と檀信徒が手を取り合うような活動ができるようにと、各上人の法体健全となることを祈願した。
会場寺院の讃岐英昌師は、「多くの僧侶に読経・修法をしていただき有難かった。これからもこの読誦会を持ち回りでしていければ、愛媛県教師の会の活動が活性するのではないか」と話した。他の参加者からも、良い感想が聞かれた。
さらに、今回の教師の会読誦会では今治法華寺で読誦・修法を行うことにより、各自の資質の向上につながる。それは、ふだんとは異なる形式で法要を行うため、僧侶としての基本的所作や法式の確認になるので、今後も続けることが大切との意見があった。
今後は、会場寺院で読誦・修法を続けていき、これまで参加できていない寺院へも会場寺院としてお願いしたらという案などを話し、読誦会を終えた。