鬼面仏心

2017年10月10日号

パワースポットとして神社仏閣を訪れる若い人

パワースポットとして神社仏閣を訪れる若い人が、シニアを凌ぐほどだという。さらに加えて若者の中にも御朱印を集める人も多い。御朱印がちょっとしたブームになっているようだ。先日拙寺を会場に護法大会が行われた時も,たくさんの檀信徒の御首題帳を書かせて頂いた▼御首題帳と御朱印帳とは違うことを御存じだろうか。御首題帳は日蓮宗寺院に限り、御朱印帳は他宗寺院、神社など混在しても構わない。日蓮宗徒はできれば2種類支度してほしい。日蓮宗寺院では御首題帳には「七字のお題目」が書かれ、御朱印帳には御朱印のみか、「妙法」と書かれている。御首題帳は単なるスタンプ帳ではないのだ▼本紙のコラム「千か寺参りへいこう」の影響からか、千箇寺参りを志したり、御首題を求める人が増えている▼千箇寺参り、千箇寺詣は江戸時代からある日蓮宗の修行の一つ。やり遂げた人は「センンガジさん」と呼ばれ、千箇寺成就の題目塔を寺の境内に建立したりした。また病気平癒を祈る祈祷をする人がいたり、金品が供養されたりする様子が江戸時代の資料にみられる。(『法華信仰のかたち』望月真澄著)▼後日御首題の墨痕を見るとき、書き手の気持ちと受け手の思いがそこに込められているように感じる。その満足感は何物にも代えがたい。それこそが決して崩れることのない自分だけのお題目塔、宝塔なのだ。(汲)

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2017年10月1日号

今年も秋の交通安全週間が9月21日

今年も秋の交通安全週間が9月21日から30日まで実施された。一時のような死亡率は低下したようだが、未だに交通事故による死者やけが人があとを絶たない。 つい先日も近くの4車線道路で横断歩道を渡っていなかった老人が車にはねられ、救急隊員が心臓マッサージを施しているところを目撃したばかりだ▼歩く人も車を運転する人もまさか自分が事故に遭うとはその瞬間まで思わないに違いない。しかし、それこそが事故に遭う要因かもしれない。危険はいつも身の回りにあるという心構えを持ち、ルールを守るという基本を守っていれば事故はかなり防げるはずだ▼多くの僧侶がそうであるように、小生も檀家への回向や盆の棚経、枕経、通夜などに車を使う。当然、和装での運転になるから草履を履く。これがなかなか危険だ。畳の草履は滑りやすくて運転向きではない。 手首に数珠をかけたまま運転していて数珠がシフトレバーに絡んで怖い思いをしたこともある。事故を起こした車から坊さんが出てきたのではどうにも具合が悪い▼今年初め、免許証の書き換えに行ったら、視力が落ちていて、5年後はもう更新できないだろうと言われた。5年後には73歳になっている。目が見えていてもそろそろ危険な年齢にさしかかる頃だ。その時には潔く免許証を返納しようと決めた。48年間続いてきた無事故無違反に傷をつけたくない。なにより、この身体の中には仏さまがおわすのだから。 (寮)

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2017年9月20日号

森友学園や加計学園問題で突然脚光

 森友学園や加計学園問題で突然脚光を浴びた〈忖度〉(そんたく)という言葉。辞書を引くと、人の心をおしはかること、推測、と書かれている。相手の心や思いを推し測る〈忖度〉は、「思い遣る」という日本文化の基底となる心だ▼岡倉天心著『茶の本』に次のような話が載っている。息子の紹安に露地(茶室への道路)の掃除を命じた利休。掃除が終わったのに「まだ充分でない」とやり直しを。それから1時間。庭石を3度洗い、石灯籠や庭木にも水をまき、蘇苔は緑色に輝くほど。地面には小枝1本、木の葉1枚もないように掃除をした紹安。と、利休は「ばか者、露地の清掃とはそんな風にするものではない」と言って自ら庭に降り立ち、真っ赤に紅葉した一樹を揺すって庭一面に木の葉を散らし、秋の錦を現出させたという。利休の求める掃除とは単なる清掃ではない。一期一会の客に、お茶と共に最高の秋を供する。それを〈忖度〉した掃除だったのだ▼茶道に限らず日本人は「縁」を大切にした。それゆえ縁ある人を思いやる〈忖度〉も大事にした。とはいえ総理や政府高官の胸中を〈忖度〉し、公正であるべき官僚が許認可に手心を加えるなど論外だ▼信仰とはみ仏や亡き人の心を〈忖度〉する生き方。自己チュウばかりが横行する時代。せめて家族の間だけでも互いに相手を〈忖度〉仕合う、そんな仕合せな生き方をしたい。(義)

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今年の1月13日の御年頭会の日も晴天にめぐまれました。

日蓮聖人の新年初の月命日はいつも晴れます。

みなさま今年もお元気でがんばっていきましょう!

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