ひとくち説法

2023年8月1日号

お題目は時薬

我々が日々出会っている「ご縁」とは偶然ではなく必然であり、いろいろなことを教え気付かせ、本当の幸せへと導くために仏さまが出逢わせて下さっているとても有難い「仏縁」なのです。人生にはさまざまなご縁があります。良いご縁はスーッと入りますが、嫌だと思うご縁はなかなか受け入れられないものです。しかしその「嫌だな」と思うご縁も「逆縁」といい、その人を成長させる「変毒為薬」の大切なご縁だと説かれています。
だからこそ我々は、最高の良薬であるお題目を毎日唱え続けていくのです。ご縁を大切にしながらお題目を唱え続けていくなかに、時を待って良薬の効果が顕れ、あなたに一番合った形で幸せに導いてくださいます。
「ほとけさまは見てござる   あなたのすること なさること」。これからもみんなで一緒にお題目を唱えて参りましょう。仏さまは必ず見守りくださっていますよ。
(宮鹿沖布教師会長・吉田憲由)

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2023年7月20日号

気づこう

人が生きていく上において「気づき」が大事だと思います。私事ですが、1年前に母親が病気で亡くなりました。葬儀の時、日常生活の中で一緒に泣いたり、笑ったりしてくれたことなど、いろんな思い出が走馬灯のように頭の中を駆け巡り「今まで育ててくれてありがとう」と声を出して言いました。
その後、遺品整理をしていたら、今まで愛情をもって育ててくれていたことにも気づかされ、今まで親孝行ができていたのかと考えました。「法華経を持つ人は、父と母との恩を報ずるなり。我が心には報ずると思わねども、この経の力にて報ずるなり」。ふと日蓮聖人のお言葉が頭をよぎり、お題目の信仰をしっかり受け継ぎ持つことが親孝行だと、より精進していかなければと思いました。
7月、8月はお盆の月です。亡くなられた人を思い出して家族で昔話をしてみませんか。何か気づかされることがあるかも…。

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2023年7月1日号

如来の説法は一相一味なり

妻は長女が幼稚園に入園して以来、次女、三女が高校の卒業を迎える24年間休むことなく、早く起きて子どもたちの弁当を作り続けてきた。妻には頭が下がる思いだ。「今までご苦労さま、ありがとう」の感謝の言葉しかない。昨年、三女が高校を卒業した。最後の弁当を食べて帰宅した時、空の弁当箱に「お母さん今まで朝早くからお弁当を作ってくれて有り難う。私も誰かのために作ってあげたい」と妻に対する感謝の手紙が添えてあった。妻は娘の心の成長を垣間見ることができて嬉しかったに違いない。
母親の味を味わい、その心を感じた娘。私たちは常日頃、見たり聞いたり味わったり、ふれあったりして生活しているのだ。法華経は普段の生活の中に教えがあると説く。如来の教えは常に1つの姿、1つの味でもって私たちに教えを示されている。私たちが今生きる苦楽の中に教えがあるのだと。

(長崎県布教師会長・今泉智薬)

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