ひとくち説法

2017年6月10日号

矢のはしる事は弓の力…

矢が飛んでいくのは弓の力であり、雲が流れてゆくのは龍神という雨を司る神の働きによるそうです。夫が社会に出てよく活躍するか否かは妻次第ということでしょうか? 何とも男女の機微、家庭生活の有り様をよくよく承知されたお言葉といえます。
男は何ともたわいなく、仕事から帰った時に「お疲れさま!」なんて労われると、「明日も家族のために仕事頑張るぞ」と思います。人の心はサジ加減で丸くもなれば四角にもなります。「雌鳥がつついて雄鳥が時を告げる」とも言います。
ともかく人間社会が健全で明るく豊かに営まれていくために女性の果たす役割はとても大きいということでしょう。
合掌し、お題目を唱える者は、日常生活においてもこうしたことを承知できる、きめ細かく柔軟な感性が必要との日蓮聖人の有り難いお諭しです。

(千葉県南部布教師会長・野坂法行)

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2017年6月1日号

私の言葉

年齢を重ねてふっと自身を振りかえる場面が増えてきた。
その中で改めて「なぜこのお経にひかれるようになったのか」と初心を思い返す。私が感激したのは「この経(お釈迦さまの言葉)を聞いて皆が歓喜の心を起す」ことだった。
最近は多くの人が自分で情報を発信できる世の中になった。手軽に情報を発信し、ある時は自己表現の場として、ある時は顕示欲を満たす場として本音が語られる。そして本音は人を写す鏡として共感を得て受け入れられている。
ただ時に本音は建前とともに思いやりの心を失い、自己中心的な暴言となって傷つけ合い、必要のない争いを生むことになっている。これは言葉の持つ本来の力を失わせるもので、とても悲しいことである。
仏さまの心を持つ我々の言葉は、仏さまにならい「歓喜の心」を与えるためにあるべきだろう。

(千葉県西部布教師会長・高鍋隆盛)

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2017年5月20日号

今ある生命を大切に

先日、テレビのニュースで、お年寄りの女性2人が手を繋いで電車に飛び込み自殺をし、また別の日には男性の老人が踏切の中に入って立ち止まり、その老人を助けようとして2人の尊い命が奪われてしまいました。誠に残念でなりません。
先人の言葉に「人生は重き荷を背負い、遠き道を行くがごとし」とあり、人それぞれ生きていくことに大変な苦労があろうかと思います。しかし、辛いからといって逃げていてはだめです。日蓮聖人は「蓮の花が泥水の中に根を張って綺麗な花を咲かせるように、辛い娑婆世界に生きて、真の極楽浄土を見つけなさい」と教えて下さっています。
私たちは、父母の血を半分ずついただいて、この世に誕生し、他の動物や植物の命を頂戴して生きているのです。寿命があるかぎり感謝の念をもって生きることが父母への孝養と法華経のご縁を導いて下さった日蓮聖人へのご報恩に繋がって行くことと思います。

(千葉東布教師会副会長・八木正勝)

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今年の1月13日の御年頭会の日も晴天にめぐまれました。

日蓮聖人の新年初の月命日はいつも晴れます。

みなさま今年もお元気でがんばっていきましょう!

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