2023年4月9日
山梨2 佐渡へ護法霊跡団参
【山梨2】4月9日から12日の3日間、日蓮宗山梨県第二部宗務所・山梨県第二部檀信徒協議会共催による、「護法霊跡団参」が開催された。40回目を数えるこの団参では、宗祖佐渡法難750年を偲び、佐渡三本山の妙宣寺・根本寺・妙照寺を巡るものとして実施され、僧侶と檀信徒併せて38名が参加した。
2日目に伺った妙宣寺、また根本寺では三昧堂にてそれぞれ御開扉をして頂き、縁起の説明、御法話を伺い、改めて日蓮聖人流刑中のご苦労に思いを馳せた。
また御法話の中では日蓮聖人身延御在山の際、阿仏坊が90歳の高齢であっても訪れてご供養をされたり、寛永年間にては佐渡の仁蔵なる者が、母親孝行のために菩提梯造立の寄進をされたことなどもお話し頂き、佐渡と身延の深い繋がりを感じられるものとなった。
妙照寺では、残念ながら焼失してしまった伽藍にて参加者全員により法味言上し、御題目の声を響かせた。
道中天候にも恵まれ、参加者からは「来てよかった。実際にお参りすることで日蓮聖人のご苦労を少しでも感じられたと思う。」との言葉もあった。