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2023年3月28日号
千葉西 訃報・若尾瑞光師
【千葉西】君津市長遠寺住職 若尾瑞光上人の本葬儀が三月三十一日、親族檀信徒百余名の弔問により木更津市光明寺 石野晴朗師の導師により営われた。
故若尾上人は昭和六十二年に第四十一世の法燈を継承して以来諸堂改修境内整備に尽力し、情誼にして気配り細やかな性格は檀信徒の信望も厚く。十三日講を組織し欠かすことなく開催、平成十二年より祖廟輪番奉仕を二十回重ねるなど檀信徒教化のみならず宗祖への報恩の誠を尽くす。
法王山長遠寺第四十一世
令和五年三月二十八日遷化
瑞宝院日和上人
若尾 瑞光 世壽七十二歳
大阪三島 近畿教区宗務所長輪番奉仕
【大阪三島】近畿教区では、12人の宗務所長から、4年の任期を無事に終えようとする今こそ、感謝の念を持って宗祖にご報告申し上げなければならないとの総意で、「そうだ、身延山へ行こう!」を合言葉に、3月28日に輪番奉仕を行った。
素絹五条に威儀を整え、橋本一妙教区長を導師に、今期で退任する方、来期も引き続いて管区を任される人、それぞれがそれぞれの思いを脳裏に浮かべながら、宗祖に報恩感謝の気持ちを伝えることができた。
今期中は降誕800年の正当を迎えるなど大きな事業もあり、また新型コロナウィルス感染症の蔓延で、従来普通に行えていた会議の設定が難しく、慣れないオンラインでのディスカッションなど、数々の困難はあったものの、どうにか乗り越えることができ、この日を迎えた。
法主猊下からも、深い労りの気持ちが伝えられ、予定以上の長時間親しく歓談させていただいた。
近畿教区各宗務所長から、この慣例を今後も続けてもらいたいとの声が上がった。4年後も、日蓮聖人の御霊が眠る身延山で魂の触れ合いが行われることを思い浮かべながら、一同身延山を後にした。
2023年3月27日号
千葉東 戦没者追善供養・世界立正平和法要
【千葉東】3月27日、千葉県東部社会教化事業協会(大網白里市法光寺住職、新川智康会長)は、東金市福相寺(堀越顕晴住職)を会場に、「戦没者追善供養」「世界立正平和」法要を開催した。
当日は、11名の会員が参加し法要が行われ、法要に先立ち、千葉県東部布教師会(香取郡大立寺住職、張田冨田会長)の佐藤哲祥会員(匝瑳市長福寺住職)が、聞法歓喜について法話した。
法要で導師を勤めた新川会長は、戦没者追善のご回向と立正安国の誓願成就を祈った。
この法要は、「立正安国論」奏進750年の佳年より通年事業として平成21年9月より行われており、戦において失われた尊い命、戦禍により奪われた尊い命に対し、戦死病没殉難者の追善供養のご回向と、これより将来にこのような事が起こる事無く、平和で安らかな暮らしを営ませていただけるようにと世界立正平和の祈願を、管内寺院を年度3回目安に行っており、今までに90ヶ寺廻り行っている。
式後、新川会長は、令和元年9月の台風にて甚大な災害を受け、再建された本堂にて行うことが出来たことへの感謝の言葉が述べられ、戦争のない平和な世界を祈り続け、戦没者の供養を続けて行きたいと述べた。続いて会場寺院の堀越顕晴師は挨拶で、再建された本堂で法要が行われ、お経・お題目をあげて頂いたことへの感謝の言葉が語られた。