ひとくち説法

2023年3月10日号

共にいることの喜び

 宇宙はお題目の光によって営まれています。その光を信じて受け容れれば、その光は私たちの心の闇を照らし出してくれます。心の闇には、気づかず蓄積されてきた罪業と、いまだ開花していない能力の種が秘められています。
 自身の中にある罪福の相は、家族の関わりに顕現しています。故に自身の心を知ろうと願うならば、自分は家族とどう関わっているのかを検証してみることです。自分の思いが伝わらない、相手の気持ちが理解できない、互いに本音で話せない、情報を共有していない、関わることを避けているなど、さまざまな感情を手掛かりにして、自分の心を学び意識できるようになります。ただし、相手の対応や反応は、自分の心の反映であると気づく必要があります。
 幸せはいつも足元にあって、そこから始める必要があります。共にいることが喜びとなり、生きていることが楽しいと思える人生が開かれます。
(香川県布教師会長・高岡完匡)

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2023年3月1日号

幸せに気づく

 コロナ禍におけるさまざまな制限は緩和されつつありますが、感染症に心配することなく自由に過ごせるにはもう少し時間がかかりそうです。
 この先、何も心配せずマスクを外して自由に出歩いたり、仲間と会食をして楽しくお喋りをしたり、そんな時が来ることを皆が心から待ち望んでいるでしょう。しかしよく考えてみると、数年前までは、この生活は当たり前のようにあったのです。どれほどその暮らしが幸せなものであると気づいて過ごせていたのでしょうか。
 当たり前なことなど何1つとしてありません。すべてが有ることが難しい有り難いことなのです。それに気づけた時に初めて私たちは幸せを頂けるです。コロナという苦難を通じて、日々の暮らしでさえ当たり前ではなく、有り難いと気づかされました。苦難や困難という難からも有り難さに気づくのです。有り難いという心を持てばコロナ後の未来はたくさんの幸せを頂けるでしょう。
(島根県布教師会長・小川廣延)

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