2023年3月8日
新潟西 鬼子母神安全祈祷会
【新潟西】長岡市真浄寺で3月8日、鬼子母神安全祈祷会が営まれた。今回は武見潮裕住職が昭和48年に始めてから50回目の節目となる今回、特別な思いで法要に臨んだ。
昭和47年の夏に先代住職である父と妹を交通事故で亡くし暗く沈んだ母の姿を見て何とか助けたいと思い、真浄寺にお祀りされている「お題目を唱える人や子どもを助けます。」とお釈迦様に誓われた鬼子母神様にお経をあげたのがその始まりで、初回は母一人のお参りであった。回を重ねるごとに参拝者も増え、今ではすべての人のための祈りの祭礼となった。今回「医者には可能性はほとんど無いと言われたが何とか子どもを授かりたいと去年の祈祷会に参加したが、この度子どもを授かることができて今年はお礼参りに来ました。」という参拝者もいた。
武見潮裕住職は50回目を迎え「まさに継続は力なり。大勢の方の力を借りて続けることができたことに喜びを感じる。自分なりの成就感がある。参拝者の声を聞くと励みになる。次の力が湧いてくる。」と感慨深げに話してくれた。
参拝者の殆どが真浄寺の檀徒ではなく、日蓮宗でない人もいるなかで「ぜひ声を出してお題目をお唱え下さい」と語る住職の声に一層の力がこもっていた。