日蓮宗新聞

2023年1月20日号

日蓮聖人なら今、何をなさるか考えるべき

令和5年御用始め・東京宗務院で
 令和5年の御用始めが1月10日、東京都大田区日蓮宗宗務院で行われた。全国から本山貫首や宗会議員、宗務所長、檀信徒の国会議員ら僧侶檀信徒約250人が参列するなか、菅野日彰管長猊下を導師に法味が言上された。
 ご挨拶に立たれた菅野猊下は、新年の祝意を述べられた後、温暖化による世界での自然災害や人命軽視による戦争、新型コロナなど蔓延する伝染病に触れられ、「日蓮聖人は、生きとし生けるものすべてに、自分の命が大切ならばすべての命も大切であるというお心を示されました。今こそ仏さまや日蓮聖人のみ教えである〝すべてのいのちに合掌〟という教えを、私たちは世界へ訴えていかなければなりません」と説かれた。また「令和の時代に日蓮聖人がおられたら何をなされていたかを考えることが、私たちの課題です」と述べられた。
 続いて田中恵紳宗務総長は、社会がウィズコロナという新しい形態に移行されていることを受け、中止になっていた多くの宗門行事の再開を報告し、「我々は、釈尊や日蓮聖人から連綿と続く妙なるみ教えで一切衆生を救い、この世の中を明るく照らしていかなければなりません。そのために、次世代へ繋いでいく〝持続可能な宗門〟の構築を実現していきます」と決意を示した。
 総本山身延山久遠寺を代表しての持田日勇総務の挨拶では、今年日蓮聖人が身延山にご入山されて750年を迎えることから、5月17日には宗門法要、6月13~18日には『オラトリオ「日蓮聖人」』を融合させた女性教師の会による新しい法要や女優・若村麻由美さんがご遺文を朗読する御草庵法要などが発表された。持田総務は「日蓮聖人の時代から750年、形を変えながらでも祈りを続けている姿をお示ししたい。檀信徒とともにご参拝を」と呼びかけた。

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新年のご挨拶。

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