2023年1月17日
静岡中 教師大会
【静岡中】静岡中部宗務所(塚本智秀所長)は一月十七日、静岡市内に於いて、「寺院運営のこれから」と題し令和五年度教師大会を開催した。3年ぶりの対面での開催となり、管内青年会の「和党会」「五明会」に大会の企画、立案、運営を委任し次代教師の育成を図ると共に4名の講師が招かれた。
爪田栄成副長挨拶の後、司会を務める笠井恒明上人によって大会の趣旨説明が行われた。
焼津市上行寺 高塚寿延上人は「イベント開催での苦慮」地域活性の一助となったマルシェのはじめ方や対象者を絞ったワークショップを通じた檀信徒、未信徒へのアプローチを取り上げた。
続いて清水区龍華寺小倉規敬上人による「ペット供養の難題」コロナ禍以前より増え続けるペットの火葬・供養・埋葬の相談への対処や法律上税務上の問題点、「飼う」ことから「共生」する現代の価値観に信仰者としての考えと展望を述べた。
第三講義には富士市法蔵寺白木智馨上人が「御朱印(御朱題)のすすめ」と題し、未信徒への法華経の世界観や諸天善神の解説のきっかけを作った御朱題の工夫や苦労、参加者が自坊で取り組めるノウハウを披露した。
第四講義では富士市妙蓮寺 則武海源上人 が「農業法人の立ち上げ」と題し、総代役員や地域と協力し富士の特産を生み繋がる「地域還元型菩薩行」として自身が発足した富士岳南農場の地域再生の取り組みを解説した。
各講義の参加した教師らによる質疑応答など大会の活況に塚本所長は感謝を述べた。