全国の通信記事
2022年12月22日号
埼玉三芳町正賢寺新本堂建立上棟式
【埼玉】令和4年12月22日、三芳町正賢寺(杉英憲住職)において新本堂建立上棟式が行われ、約30名が参列した。また、葛飾にあった正賢寺の跡地に長く鎮座されていた七面大明神が新たに同寺にお祀りされ、有縁の各聖と共に法味が言上された。
正賢寺では、同年6月に日蓮宗の伝統的な四十九院法によって地鎮式が執り行われ、本日の上棟の日を迎えた。所沢市妙乗寺の山田教深師は「午前中は冷たく激しい雨が降っていましたが、法要の開始直前には日が差し込んでまいりました。七面大明神の御加護のもと、慈しみの雨によってこの道場が清められたように感じております。仏様、諸天善神のお住まいであるこの本堂に、今後多くの方が集い、心地良く幸せな気持ちになれる空間として完成する事を願っております。」と祝辞が述べられた。続いて、杉住職は、「皆様のお陰で本日の上棟式を迎えられた事を感謝申し上げます。七面大明神を新たにお迎えし、有縁の各聖と共に法味を捧げる事が出来、大きなスタートを切ることが出来ました。このお寺が多くの方が集まり、心休まる場となるよう、本堂建立に向けて精進して参ります。」と感謝と決意の言葉を述べた。新本堂は令和5年秋頃の完成を予定している。
2022年12月19日号
大阪市 第4回教師研修会
【大阪市】管区降誕800年慶讃事業 第4回教師研修会が12月19日(月)午後1時半より午後5時まで、大阪府社会福祉会館にて40名の出席により開催された。講師は日蓮宗現代宗教研究所研究員、勧学院研学職の水谷進良先生をお招きし、講題は『歪められた日蓮聖人像』で、日蓮正宗教学の歴史から小樽問答、創価学会教学の変遷まで多くの資料をご用意いただき、また、スクリーンに資料を投影しながら、分かりやすく興味深いお話を頂戴した。管区降誕800年慶讃事業としての教師研修会は今回が最後であり、参加者の方々も熱心に聞き入り、「なぜ創価学会ではいけないのか、じゃあ日蓮宗は正しいといえるのか。これを教条的でない形で伝えていく作業が何より難しく、また自己批判も伴う作業となる」との先生のまとめに、あらためて覚悟と理解を深めることができた。
2022年12月18日号
神奈川2 龍口で茶筅供養と星まつり
【神奈川2】十二月十八日(日)神奈川県藤沢市片瀬、霊跡本山龍口寺(本間日恩貫首)では、青空のもと、午前十一時から茶筅供養。午後二時から水行が行われた後、星まつり祈祷会が執り行われた。
数日前から日本列島を寒気が襲い、北海道、東北、北陸では例年より遅い降雪であったが生活に支障がでるほどに急な積雪で本格的な冬をむかえていた。その寒気は関東地方にも冷たい空気を運び、朝から冷たい風が吹き、海岸では大きな波しぶきとなり、陸では肌を刺すような空気であった。その中、僧侶と希望者はお経を唱えながら何度も水をかぶり身を清めていた。
その後、本堂内では星祭り祈祷会が執り行われた。一年間の無事健勝に感謝し、参拝者は、来る来年の祈念をしていた。
龍口寺は、日蓮聖人四大法難の一つでもあり難除けとお寺から毎年遠方から参拝者が訪れる。令和五年も元旦より三日までは修法師による正月特別祈願が朝から夕刻まで執り行われる。