2022年12月18日
三重・第48回少年少女のための修養道場
【三重】12月18日に三重県鈴鹿市の鞠鹿野寺(前原誠伸住職)に於いて、日蓮宗三重県青年会(髙津憲悠会長)主催、日蓮宗三重県宗務所(髙島行勝所長)共催による第48回少年少女のための修養道場が開催された。青年会員を中心としたスタッフ7名と子どもたち10名が参加した。
例年は夏に開催していた三重県の修養道場だが、今回は冬の開催となり、晴天ながらも冷えた本堂に集まったスタッフと子どもたちは例年よりも身も心も引き締まる思いで始まった。
自己紹介を終え、初めに堂内での仏前作法、正座の仕方や数珠の持ち方などの説明があり、次に焼香所作を学んだ。その後、お経練習が始まり、子供たちは慣れないながらも大きな声でゆっくり丁寧に読みすすめていった。
お経練習が終わり、次の工作行の腕輪の数珠作りでは、様々な色の珠を自由に組み合わせてオリジナルの腕輪数珠を作った。
最後に水行が行われ、先ほどまでの数珠作りでは楽しそうにしていた子供たちであったが、目の前の水盤を目の前にすると真剣な表情に変わり、僧侶に続いて大きな声で肝文を読み上げ7回水を被った。
閉場式では、今回で学んだ仏前作法や焼香所作を実践し、僧侶と共に大きな声でお経とお題目を唱え、今回作った腕輪数珠と参加した子どもたちに修法師による祈祷が行われた。
今回は例年とは違う形での開催となったが、短い時間で中身の濃い内容で、子どもたちは自分で作った腕輪数珠を大切に持ち充実した表情で帰路についていった。