ひとくち説法

2022年11月20日号

心はよめども身によまず

辞書でお題目を調べると「妙法を蓮華によって例えた経に心の底から帰依する」などと出てきます。パソコンやスマホの普及で、知識を得ることに関しては非常に便利になりました。むしろ過剰な情報量の真偽を見極める力が問われています。
知っているだけでなく関連性や理由も理解している「わかる」状態にしなければ、力として身につけたとはいえません。しかしこれも「わかっている」だけでは評論家です。つまり自分の力で実行できるプレーヤーにならなければ意味がないのです。お題目のプレーヤーになるとは、自分が仏壇の前で読経しお題目を唱えることでしょうか?
ここで「帰依」を検索しました。すると「教えに沿って生きていく」とありました。お題目信仰者である私たちは「世法」ではなく「妙法」で生きていくのです。久遠という命の長さを知り、この娑婆世界の貴重な縁に感謝し、普段から行動する。そしてそれを弘める責務を担っているのです。

(兵庫県東部布教師会長・新間智孝)

 

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2022年11月1日号

旅の途中

 どんな人にとっても、人生は法華経という車に乗っての旅のようなものです。
 少しややこしいのですが目的地も法華経です。さらに、見える風景も法華経なのです。
 楽しいことはもちろん、苦しく辛いことでさえ法華経なのです。
 法華経は、このような信仰を私たちに求めているように思います。
 それは、法華経の7番目「化城喩品」から読み取れます。
 宝を求めて険しい道を歩み疲れ果てると、旅の導師は神通力で楽しく休む城を提供し、疲れが癒えると、まだ旅の途中だと、その城を消し去り、本当の宝へ向かって歩もうと同胞を励まします。
 現実の人生は苦楽長短があり、生老病死からは逃れられませんが、すべては旅の途中なのです。
 さあ明日へ向かって振舞を整え、お題目を唱え、前へ前へと歩んでまいりましょう。
(和歌山県布教師会長・村田龍学)

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