2022年11月19日
大阪豊能 ウクライナ支援音楽コンサート
【大阪豊能】11月19日能勢町蓮華寺(桑木茂光住職)にて、御会式法要(第741御遠忌)がコロナ対策徹底のもと営まれ、僧侶檀信徒40人が参列した。午後1時より本堂で御会式法要を営み、昨年御正当を迎えた降誕800年から10年後の第750遠忌に向けて、参詣者は日蓮聖人の大いなる御遺徳に思いを馳せた。続いて午後3時より、ウクライナ支援音楽コンサートが開かれ、日本在住でウクライナ出身のオペラ歌手であり世界的なバンドゥーラ奏者であるステパニュック・オクサーナさんが登場。コロラトゥーラと呼ばれる軽快で華やかなソプラノは心地よく、ウクライナの民族楽器であるバンドゥーラの旋律が管内寺院の御宝前で奉納された。オクサーナさんは全国各地でチャリティコンサートの舞台に立ち、両親や姉妹が住む祖国への支援を続けており、東日本大震災の被災地訪問も続けている。コンサート中「私はウクライナのためだけではなく、世界の平和を毎日祈っています。子どもたちに平和な未来を残したい。私は自分の芸術活動と慈善活動で、この世界を美しい場所にしたい。僅かでも他者のために努力したいといつも考えています。そして、皆様は自分のふるさとを決して忘れないでください。」と述べた。エンディングは参加者全員で「ふるさと」を口ずさみ会は幕を閉じた。コンサートに先立っては、ウクライナ出身で9歳のプロチコ・アナスタシアさんが、ウクライナ国家「ウクライナは滅びず」他数曲をバンドゥーラ演奏し、見事な露払いを務めた。大阪府豊能管区では、来年11月の護法大会にオクサーナさんを招き、500人規模のホールを利用してウクライナ人によるウクライナ支援チャリティコンサートを企画している。