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2022年10月10日
千葉南 鴨川市掛松寺第31世に佐野貴仁師
【千葉南】10月10日、千葉県鴨川市掛松寺で法燈継承式が営まれ僧俗約120名が参列する中、第三十世村田教行師より第三十一世佐野貴仁師へ法燈が継承された。
法要では荻野泰継宗務所長より辞令の交付を受け、村田前住職より払子の継承、佐野新住職による法燈継承奉告が行われた。
新住職の佐野貴仁師は、日蓮聖人が小松原法難の折に負った額の刀傷を、洞窟の岩砂を削り血止めをして癒したとされる地、また、お市老婆の綿帽子供養発祥の霊地とされる日蓮寺(鴨川市内浦)にて7年間住職を務めていたが、第二十九世今村哲也師が病気療養に専念するため代務住職を担っていた村田師より掛松寺入寺の話を受け令和2年8月、住職就任となった。
謝辞の中で「これまで沢山のご縁とお導きを頂いて本日の継承式を迎える事が出来ました、これからは知恩報恩のため身命を賭してお題目布教に精進いたします」と語った。
掛松寺は宗祖小松原法難の砌、一夜を明かされた夜長川のほとりに建立された寺院で境内には日蓮聖人袈裟掛之松があり寺号の由来となっている。