日蓮宗新聞

2022年10月1日号

旭が森銅像建立100年ご正当法要

旭が森①日蓮聖人出家得度・立教開宗の聖地・千葉県鴨川市大本山清澄寺で8月30日、旭が森日蓮聖人銅像建立100年ご正当法要が菅野日彰管長猊下(同寺住職)を大導師に営まれた。千葉教区4管区の僧侶檀信徒約70人が参列し、他宗だった同寺が日蓮宗に改宗する縁となった先師先哲の偉業に思いを馳せた。
日蓮聖人銅像は当時の管長・河合日辰上人により発願され、玉瀧義秀清澄寺貫首が快諾して大正12年(1923)の同日に建立された。東京・日本橋の獅子・麒麟像も手掛けた彫刻家の渡辺長男氏の作で高さ約3㍍、重さ1・8㌧。同年8月28日に東京から天津に船で到着した同像は同じ地区の日澄寺の境内で仮安置され、29日午前4時に清澄寺へ向けて出立。同日午後2時に清澄寺境内に到着し、翌日の早朝から旭が森への引き上げが始まった。午後3時、東海に面して屹立した聖人像にその場にいた人たちが感涙でむせび、一言も発することもできなかったと記録に残る。
法要に先立ち、信徒研修会館で宮崎雅宣執事長が銅像縁起を参加者に語り、「100年前の苦労を感じてほしい」と願い、日辰上人の言葉「これを忘るるなかれ」を伝えた。旭が森での法要では菅野猊下と副導師の金子日厚別当や冨永観瑞教区長(千葉県東部宗務所長)をはじめとする千葉4管区所長、衆議院議員の森英介千葉県南部檀信徒協議会長ら参列者が建立節目となる100年目のお題目を旭が森山頂から響かせた。
菅野猊下はご親教で「コロナが収束したとしても、今の心のままではまた別の疫病が発生するでしょう。私たちは日蓮聖人のお心の何分の1かも近づけているでしょうか。鎌倉時代の『立正安国論』は今の時代のもの。旭が森での日蓮聖人の大きな誓願は今も私たちの誓願としなければなりません」と話された。

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