2022年9月8日
東京西 杉並区長善寺で大黒祭
【東京西】「土中出現」と伝わる長善寺(大澤宏明住職)で9月8日 「甲子の日」に大黒祭を行い、檀信徒や地域住民、SNSで開催をした方などが参列しました。初のご開帳。東京大空襲によって焼け野原になった日本橋。その地に店を構える老舗有名和菓子店が戦後、店の再建を図り土地を掘っていたところ、掘削用の道具の先端が何かに当たり、工事作業が中断した。現場監督が知り合いの女性祈祷師(長善寺檀家)に頼んで現場を見てもらったところ、道具を使わず手で掘ることをアドバイスされました。すると、土中から「銅で作られた大黒さま」が出現しました。驚いた現場監督は、大黒さまを女性祈祷師に託しました。以来、その女性祈禱師によって供養されていましたが、昭和50年代、女性祈祷師から長善寺住職(当時、29世大澤寛堂上人)に供養の引継ぎ依頼があり、今日まで長善寺本堂内陣にて大切に保管されてきております。法燈継承した記念すべき年に、また昨今の苦しい世の中で生活する皆さまに、大黒さまからの尊い福を受け、少しでも豊かな心、安らぎの心で満たされるような思いから大澤住職が初となる大祭開催を決意した。法要には、大澤住職のほか、5人の修法師が出仕し、日蓮宗秘伝のご祈祷で、大黒さまのより一層の活躍を祈願した。また参列者への大衆法楽加持も行われた。なお次回のご開帳は未定。